P3220401  前日、KBから電話。サクラマス釣りの誘いがあり、仕事も終わるのが遅く、行くかどうか迷ったが、なにかのスイッチが入ったのを感じた。



 今年もいよいよ始まる。去年は数十回通って釣果は1本。釣れない日が多かったがサクラマスの魅力に心を奪われた去年を思い出しながら、24時に就寝。2時間後に目覚ましが鳴った。



 KB・KOT君と精進川に着いたのは5時半。この川の右側に雪代(ゆきしろ)が流れ込んでくる場所があり、そこが今日のポイントだ。



 大潮・べたなぎ・無風という好条件の中、キャストを繰り返したが、生体反応が全くない。KB・KOT君には食いついたような当たり?が一度あったらしいが、それ以外は投げても投げても反応がなかった。



 今日はダメなのか・・・。KOT君がキャストしている中、KBとサオを置いて、世間話をしているときに、海面がボイル(魚がもじること)をKBが見つけ、急いでキャスト。するとなんと僕のサオ先からピンピン・ピンピンというものを感じる。



 「ピンピン君が・・・・キターーーーッ!(織田雄二)」



 と思ったのもつかの間、サオがフッと軽くなる。やばい、ばらした。どうせこないだろうと思いながら巻いていたので合わせるのが遅れた?いや、忘れた。



 このチャンスを逃したらもうダメだとあきらめかけていると、なんと沖150メートル位のところで何かが跳ねた。真上に高く、そして美しく・・・そしてもう一度、高く・そして美しく。まちがいない、サクラだ。いる・サクラはいるんだ。



 その後も何度か跳ねたサクラマス。僕達は最後の力を振り絞り、サオを投げつづけた。



P3220412  日が沈む。積丹半島で釣りをしていると山側(東)から日が昇り、海側(西)に日が沈む。



 日は昇り繰り返しているのをあらためて感じる一日だった。





 後日、某ホームページによると、精進川の左岸で昼頃、60センチ弱のサクラが2本上がったらしい・・・。