2019 9月の料理教室

 今回メニューはナスのカレー、チキンドラムステック、オクラの揚げ物、ゴーヤとじゃがいものサブジ、プレーンライタです。

 ナスのカレーはあらかじめトマトソースの下味をつけたナスをヨーグルトベースのカレーソースで煮込む料理で、ナスだけの具材とは思えない程こってり、まったりとした贅沢な味わいのサブジに仕上がります。チキンドラムステックはこちらもヨーグルトソースで漬け込み、オーブンで焼いたレモン風味の爽やかなローストチキンです。ほとんどスパイスを使わないのでインド料理というよりオーブンを使った肉料理ですね。癖のない味でとてもおいしいです。ゴーヤとじゃがいものサブジは素揚げしたゴーヤとじゃがいもをスパイスで炒めたインド定番のサブジです。あらかじめ素揚げすることによりゴーヤの苦みを和らげ仕上がりにもコクがでます。プレーンライタはプレーンヨーグルトにスパイスと油で風味付けしたものです。ヨーグルトというと日本ではどうしてもデザートというイメージがありますが、インドではカレー扱いとしてご飯にかけて食べたりしてます。

 

ナスのカレー

ナスの下味ソース

・トマトピューレ・・・120

・ニンニクとしょうがのしぼり汁・・・各30g

・青とうがらし(ししとう)みじん切り・・・2本

・ターメリック・・・小さじ3/4

・レッドペッパー・・・小さじ1

・ガラムマサラ・・・小さじ1

・チャットマサラ(なしでも可)・・・小さじ1/3

・塩・・・小さじ1/3

 

カレーソースベース

・オニオンフライ(玉ねぎ1個薄切りを色づくまで油で揚げる)・・・100g

・ヨーグルト・・・150

・カシューナッツ・・・40g

 

カレーソース用スパイス

・ターメリック・・・小さじ1

・コリアンダー・・・小さじ3

・クミン・・・小さじ1

・レッドペッパー・・・小さじ1

・ガラムマサラ・・・小さじ3/4

・塩・・・小さじ1

 

・サラダ油・・・60㏄

・水・・・800㏄

 

作り方

1.ナスを食べやすい大きさに切り、下味ソースに10分位漬け込む。

 

2.カレーソースベースをミキサーで滑らかになるまでペーストする。

 

3.鍋にサラダ油をひき、下味をつけたナスをソースごと入れ、しんなりするまで炒める。

 

4.いったんナスを取り出し、カレーソースベースを入れ油が浮いてくるまでよく炒める。

 

5.カレーソース用スパイスを入れさらに炒める。

 

6.水を加え弱火で15分煮込む。

 

7.ナスを戻し弱火で10分位煮込んで完成。

 

オクラの揚げ物

衣の材料

・オクラ・・・20本

・べサン粉・・・30g

・塩・・・小さじ3/4

・ターメリック・・・小さじ1/2

・レッドペッパー・・・小さじ1/4

 

作り方

衣の材料をオクラに絡め油で揚げる。

 

ゴーヤとじゃがいものサブジ

・ゴーヤ(ワタを抜き食べやすい大きさに切り水にさらす)・・・1本

・じゃがいもの角切り・・・350g

 

スパイス

・マスタード(クミンシードでも可)・・・小さじ1

ターメリック・・・小さじ1/2

レッドペッパー・・・小さじ1/4

・コリアンダー・・・小さじ3

・塩・・・小さじ3/4

・ガラムマサラ・・・小さじ3/4

 

作り方

1.ゴーヤとじゃがいもを素揚げする。じゃがいもは串が通るまで。

 

2.フライパンに油をひきブラウンマスタードを入れ跳ねるまで熱する。

 

3.素揚げしたゴーヤとじゃがいもを入れる。

 

4.スパイスと塩を入れる。

 

5.蓋をして弱火で5分位蒸煮して完成。

 

出来上がりです。(下段真ん中から左へ時計回りに)オクラの揚げ物、ナスのカレー、プレーンライタ、ゴーヤとじゃがいものサブジ、ライスです。

 

 今回はヨーグルトベースの味付けが多いので主に北インドの料理ですね。インドでは地方によって味のうまみソースが変わります。たとえば北はヨーグルトや生クリーム等の乳製品、南はココナツやタマリンド、西は黒砂糖やピーナツなどをよく使います。野菜料理が多いインドでは淡泊になりがちの料理にコクをだすためこのように工夫してます。