3月のレシピ

・ほうれん草チキンカレー
・鯛のカレー
・イカとじゃがいものカレー
・アミラー(野菜スープ)
・トマトと紫玉ねぎのサラダ
・パロタ

 

 今回久しぶりのレシピ紹介です。ほうれん草と鶏肉のカレーはカスリメティの香りがほうれん草とチキンの旨味を引き立てるまろやかなカレーです。鯛のカレーはカレーというよりは鯛の切り身を使ったスパイス料理といった感じでスパイス使いも控えめで上品な味わいです。イカはインド料理では珍しい食材のように感じますが、インドでは比較的よく使われるそうです。味わいはタイカレーのような感じに仕上がります。こぶみかんの葉やレモングラス、カー等が入手できなければ市販のマッサマンカレーペーストで代用してもいいでしょう。その時は大さじ2位のペーストを初めに油で炒めてから作り始めます。パロタは前回のインド旅行でも紹介しましたが、今回それを作ってみました。室温の関係で発酵がまだ十分でなかったせいかちょっと固い感じのですが最初にしてはまずまずの仕上りでした。

 

ほうれん草とチキンのカレー

材料(5~6人分)
鶏肉のぶつ切り・・・400g

下味
生姜のペースト・・・15g
ニンニクのペースト・・・10g
塩・・・小さじ1/2

 

サラダ油・・・80cc

ほうれん草・・・300g
水・・・100cc
トマトピューレ・・・200cc
玉ねぎ・・・600g(中2個)

 

ホールスパイス
シナモンスティック・・・2本
ベイリーフ・・・5枚

 

パウダースパイス
ターメリック・・・小さじ1
レッドペッパー・・・小さじ3
コリアンダー・・・小さじ4
カストリメティーのリーフ・・・5g(大さじ2位)
アムチュール・・・小さじ1
ガラムマサラ・・・小さじ2

塩・・・小さじ1

 

作り方
1.鶏肉は下味に3時間位漬け込む

 


2.アメ色にローストした玉ねぎと茹でてぶつ切りにしたほうれん草を一緒にミキサーでペースト。水を50cc位加えるとペーストしやすい。

 


3.鍋にサラダ油を熱しシナモン、ベイリーフを入れ香りが出るまで熱したら鶏肉を下味ごと入れ色づくまで炒める。

 


4.パウダースパイスと塩を入れトマトピューレを加え5分位炒める。

 


5.カストリメティーの葉を入れ、ほうれん草のペーストを加える。

 

6.水を入れ1時間位煮込めば出来上がり。

 

鯛のカレー
材料
・鯛の切り身・・・4切れ
下味
・ターメリック・・・小さじ2/3
・にんにく・・・1かけ
・しょうが・・・1かけ
・レモン汁・・・小さじ2
・塩・・小さじ2/3

B)
マスタードシード・・・小さじ1
・ロリエ・・・1枚
・赤唐辛子・・1本
C)
ブラックペッパー・・・10粒
・カルダモン・・・2個
D)
・シナモン・・・3㎝
・ターメリック・・・小さじ1/2
・塩・・・小さじ1

・玉ねぎ・・・中2個
・トマト・・・1個
・サラダ油・・・100CC
・ヨーグルト・・・大さじ2
・水・・・500CC
・パクチー・・・適量

 

作り方

1.鯛の切り身は下味に1時間位漬け込んでその後油で素揚げする。

 


2.玉ねぎを茶色くなるまで炒めたらトマトのザク切と一緒にミキサーでペーストしておく。

 


3.鍋にサラダ油を熱しB)のスパイスを入れマスタードがはじけてきたら2のペーストを入れる。

 


4、C)のスパイスを入れ香りがでてきたらD)のスパイスを入れヨーグルトを加える。酸味が飛ぶまで5分くらい炒める。

 


5、水を入れ15分位煮込めばソースができます。それを1の鯛の素揚げにかけ仕上げにパクチーを添えれば出来上がり。

 

イカとじゃがいものカレー
材料
・イカ・・・1ハイ
・じゃがいも・・・中3個
・ココナツミルク・・・400CC
・こぶみかんの葉・・・4枚
・カレーリーフ・・・ひとつまみ
・レモングラス・・・3本
・ガラスープの素・・・小さじ2
・ナツメグパウダー・・・小さじ1/2
・塩・・・小さじ1
・サラダ油・・・大さじ2

 

スパイスA)
・青唐辛子・・・5本
・エシャロット・・・5個
・ニンニク・・・3かけ
・カー(タイのしょうが)・・・ひとかけ
・ターメリック・・・小さじ1
・しょうが・・・ひとかけ

 

スパイスB)
・コリアンダーパウダー・・・大さじ1
・クミンパウダー・・小さじ1

 

作り方

1、スパイスAをミキサーでペーストにする。

 

2、鍋にサラダ油を入れ1のペーストを香りが出るまで炒める。

 

3.こぶみかんの葉、カレーリーフ、レモングラスを入れ香りを出す。

 

4、イカの輪切りとじゃがいもを加え炒め、色が変わったらココナツミルクを入れる。

 

5、ガラスープの素、スパイスB、ナツメグ、塩を入れじゃがいもが柔らかくなるまで煮込む。

 

仕上がりです。

左上からパロタ、イカとじゃがいものカレー、アミラー、トマトと紫玉ねぎのサラダ、ライス、鯛のカレーです。

 

 ほうれん草と鶏肉のカレーはごはん以外にもナンやチャパティにも良く合います。また、一晩位置いた方が味がなじんでよりおいしくなります。このカレーに限らず具材が肉のみのカレーは1~2日位寝かせた方がおいしくなります。出来たてだとそれぞれの具材が互いに主張し合っているような感じでどうもしっくりきません。なんとなくシナモンの味が際立っていたり、肉の脂身の臭いが気になったり・・・。時間を置いた方がスパイスやそれぞれの具材の味がひとつにまとまり熟成されより深みとコクのある味に仕上がります。

 また、ここでは入れてませんが甘味成分(黒砂糖やチャツネ、はちみつ等)を少し加えた方がより熟成の度合いが高まるようです。
 因みに具材が肉のみのカレーは3日位は日持ちします。(勿論温度管理には注意。必ず冷蔵庫で保管する)但し野菜のカレーはだめです。特にじゃがいも。具材が傷みやすいので作ったらすぐ食べましょう。