2月の料理教室ダンザック
またまた久々の更新になってしまいました。昨年は10月から12月にかけてアロラインド料理教室のイベントが盛りだくさんで料理教室の方はしばらくお休みしてました。今年に入って1回目の料理教室です。メニューは昨年のアロラさんの料理教室でも出てきました豆と鶏肉を使ったダンザックというカレーです。この料理もともとはペルシャ料理がインド料理に変化したものだそうで豆のスープをミックスさせたチキンカレーといった感じです。あらかじめダンザックスパイスとチリペーストを作っておけばあとはミックスさせて煮込むだけです。とてもこってりとしたコクのあるカレーでアロラ料理教室でも人気のある一品でした。この他にスパイスとカラメルで炊き込んだブラウンライスとイカのカバブ、玉ねぎとナスのサブジ、カチュンバというトマトときゅうりと玉葱を使ったインドの野菜サラダを教わりました。
ダンザックカレー
材料
ダンサックスパイス(1回/4人分)
・フェネグリーク・・・3g
・クミンシード・・・15g
・クローブシード・・・5g
・シナモン・・・1/4本
・コリアンダーシード・・・10g
・ブラックペッパー・・・3g
・ブラウンマスタード・・・5g
ベイリーフ・・・3g
・ターメリック・・・小さじ1/2
・レッドペッパー・・・15g
・ガーリックパウダー・・・小さじ1
・塩・・・小さじ1※保存しておく場合は湿気をもたらすので加えない
上記のスパイスをミキサーでパウダーにする。細かい目ザルで良くふるいにかける。これを2~3回繰り返すと目の細かいカレーパウダーが出来上がる。
チリペースト(1回/4人分)
・しょうが・・・20gみじん切り
・にんにく・・・15gみじん切り
・赤唐辛子・・・5本
・クローブ・・・4個
・ブラックペッパー・(ホール)・・20粒
・シナモン・・・1/4本
・クミンシード・・・大さじ1
・コリアンダーシード・・・大さじ1
・水・・・100cc
上記のスパイスをミキサーにかけ水を加えペーストにする。
ダルスープ(ミックス豆のスープ)
材料
・トゥールダル・・・50g
・マスースダル・・・50g
・ムングダル・・・100g
・水・・・500cc
豆類を水で洗い深鍋に入れ水500ccで15分~20分位豆が柔らかくなるまで煮込んで豆の煮汁を作っておく。
材料
・鶏胸肉・・・500g
・水・・・1000cc
鶏肉を一口大に切り水1000ccで30分位弱火で煮込んでスープを作っておく。
・サラダ油・・・60cc
・玉葱(薄切り)・・・1個
・トマト(湯むきした)・・・1個
2.ダンサックスパイスを加える。
3.塩とターメリックを加える。
4.豆を煮汁ごと加える。
5.鶏肉を煮汁ごと加える。
6.汁気が足りなければ水を足し塩で味を調え30分以上煮込んで出来上がり。
ブラウンライス
材料
・インド米(日本米でも良い)・・・2カップ
・砂糖・・・30g(カラメルをつくる)
・サラダ油・・・40cc
・クミンシード・・・小さじ1
・シナモン・・・1/4本
・ブラックペッパー・・・10粒
・クローブ・・・6粒
・玉葱(薄切り)・・・1/2個
・水・・・2カップ
・塩・・・小さじ1/2
カラメルをつくる
上記の砂糖に水50cc位入れフライパンにかけ煮込みます。水分が飛んでだんだん茶色いペーストが出来上がります。もちろん市販のカラメルタブレットを使ってもいいでしょう。
1.フライパンにサラダ油をひきホールスパイスを熱します。
2.玉ねぎのスライスをしんなりするまで炒めます。
3.米を入れ透き通るまで炒めます。
これが本日の出来上がりです!左端から時計回りにブラウンライス、カチュンバ、ダンザック、イカのカバブ、玉葱となすのサブジです。イカのカバブはイカのミンチにスパイスと玉ねぎのみじん切りとベサン粉を加えハンバーグ状に丸めフライパンで焼いたものです。イカのかわりにエビを使ってもいいでしょう。クセのないシーフードハンバーグといった味わいです。玉葱となすのサブジは素揚げした玉葱となすをスパイスで炒めココナツミルクで仕上げた南インド風のサブジです。ココナツの甘い風味が漂う汁気のない野菜カレーといった感じです。カチュンバは玉葱とトマトときゅうりを細かい角切りにしてレモン汁と塩であえたシンプルなインド風サラダです。ダンザックは仕上げに紫玉葱の薄切りとパクチーで飾ってあります。このカレーとブラウンライスはとても相性が良くとてもおいしくいただけました。ブラウンライスはカラメルを使っているにもかかわらず甘味を感じさせない深い味わいになっています。カラメルがスパイスの風味を引き出しているようです。辛いダンザックにはぴったりの一品です。今回は南インド風サブジや北インドの料理などミックスしたメニューとなりました。これからも珍しいインド料理及びカレーを紹介していきます。でもあまりマニアックになり過ぎない比較的作りやすいものを中心に載せていくつもりです。そしてもちろん自分で試食してみておいしいと感じたものを選んでいきます。