野菜カレーとチャパティとチャイ


今日はミックス野菜のカレーとサブジと久しぶりにチャパティを焼いてみました。食後の飲み物としてチャイ(スパイスミルクティー)を作りました。サブジとは野菜のスパイス炒めです。インドのカレーはものすごくバリエーションがあるのですが、経済的あるいは宗教上の問題なのかやはり野菜のカレーの種類が圧倒的に多いみたいです。それもだいたい1種類が2種類の野菜で作ります。基本的に作り方の手順は同じなのですが、スパイスの種類と入れる手順が若干違います。でも出来上がりは何となく同じような味に感じるので、すべてミックスして作ってみればどうですか?と料理教室の先生に聞いてみたのですが、ダメなのだそうです。野菜それぞれのうまみを引き出すためにスパイスの種類や分量を考えてあるので、たくさんの種類の野菜をまとめてサブジをつくるのはその野菜のうま味を無視してしまうとのことです。でもここは日本ですので少し反則してミックス野菜でカレーを作りました。使うスパイスと分量はいろいろな野菜のサブジの平均値で考えました。サブジは基本的にスパイスと1~2種類の野菜と塩のみで作るとてもシンプルな料理ですが、ほんとうのインドの味を再現するのはとても難しい料理です。まずスパイスがインドのものとは違います。日本で流通しているのは一度殺菌消毒してあるのでインドのものと比べて風味や香りが落ちています。シンプルさゆえにその違いがひときわ際立ってしまいます。またインドの野菜は野菜本来の味がするというか味が濃いとききます。そのへんはやむ得ないとして、現状手に入る材料でインドのものに近づけるよう作りました。チャパティはインド全体で食されているインド人の主食です。日本ではナンのほうが有名ですが、インド人はナンよりチャパティです。ナンはタンドール窯がないと焼けないですが、チャパティはフライパンで手軽にできるし材料も簡単です。ですので今回はこのチャパティの作り方をのせます。とても簡単シンプルですので誰でもできます。味はとても素朴で噛みしめるほど小麦本来のうま味を感じます。カレーにも合いますがサブジとの相性は抜群です。豆のカレーと野菜のサブジ、チャパティ、そしてチャイはインド人にとってはなくてはならないものです。


チャパティ

・アタ(全粒粉)精製していない小麦粉・・・120g

・アジョワンシード(なくてもよい)・・・ひとつまみ

・塩・・・ひとつまみ

・水・・・適量



アタとアジョワンシードと塩

それをボールに入れ少しづつ水を入れ耳たぶ位の硬さまでまとめていきます。

パン生地ではないのである程度まとまれは大丈夫です。少し寝かせます。(20~30分位)

ピンポン玉位の大きさにまるめて麺棒で直径20㎝くらいまで伸ばします。

フライパンを火にかけ生地をのせます。(油はひかない)すぐにところどころ膨らんでコゲめがついてきます。この後生地を直火に載せ中の水分をいっきに飛ばすのですが、あまりにも瞬間なので写真にとれませんでした。トングで生地をはさみレンジの上に載せると一瞬で膨れ、すぐに火からおろします。1~2秒位です。


できあがりです。慣れないと丸く形をととのえるのがちょっと難しいですが、味は変わりません。この分量でだいたい5~6枚のチャパティができます。


チャイ(スパイスミルクティー)
・水・・・1カップ

・アッサムGT(チャイ用の紅茶の葉)・・・大さじ1

・シナモンスティック・・・2~3㎝位

・カルダモン(ホール)・・・4粒位

・クローブ・・・1粒位

・しょうが・・・ひとかけ

・砂糖・・・好みで適量(自分は大さじ1位)

・牛乳・・・500ml


  
 

スパイスと茶葉を用意します。

湯を沸かし茶葉とスパイスすべてを入れて10分位煮出します。


牛乳を入れます。好みで砂糖も入れます。そして弱火にして10分位煮詰めます。
これを茶漉しで濾して出来上がりです。


これが今日のメニューです。プレートの下はチャパティとライスで上は左からキャベツのポリヤル(キャベツのスパイス炒めにココナツフレークをまぶしたもの)、ミックス野菜のカレー、人参のレリッシュ(人参をスパイスとレモン汁で炒めたもの)、カチュンバサラダ(玉ねぎ・トマト・きゅうり・チャナ豆)です。因みに今回使ったカチュンバサラダのドレッシングですが、これかなりおいしいです。

作り方は


・酢・・・50cc

・サラダ油・・・大さじ2

・塩・・・小さじ1

・砂糖・・・小さじ1

・クミンパウダー・・・小さじ1/2

・ブラックペッパー・・・小さじ1/2

・一味唐辛子・・・小さじ1/4


を混ぜます。いわゆるクミンのドレッシングです。ちょっとエスニックっぽい香りがしてインド料理のサラダによく合います。今回は画像が撮れなかったのでカレーとサブジのレシピは紹介できませんでしたが、後でまとめて紹介します。