渕名荘の開発と女堀 | 前橋市議会議員 富田公隆オフィシャルブログ

渕名荘の開発と女堀


 本日は、城南公民館ホール(前橋市二之宮町)にて、城南地区地域づくり協議会文化財部会主催による歴史文化講演会が開催されました‼

 講演会では、「渕名荘の開発と女堀」と題した演題に、講師として、東京都立大学名誉教授の峰岸 純夫 先生と技研コンサル(株)文化財研究所顧問の能登 健 先生がご講演くださいました。

 女堀は、中世初頭の巨大用水遺構であり、全国的にも極めて貴重な国指定の史跡であります。

 現在の前橋市上泉町から伊勢崎市田部井町までの全長約13㎞で、未完成であっただけに、謎も多く、研究されている方も多い遺構ですので、多くの方々が公民館のホールに訪れておりました‼

 なぜ未完成だったのか?、誰が作らせたのか?、なぜ女堀(おんなぼり)と呼ばれているのか?等々、数々の謎を、峰岸先生が研究者として、能登先生が発掘者として、分かりやすく解き明かして下さいましたので、たいへん勉強になりました‼

 二之宮町地内の女堀においては、5か年計画で雑木やシノが伐採整備され、今後は、史跡公園整備に向けて計画がたてられようとしている段階であります。

 是非とも、伊勢崎市の女堀菖蒲園のように、多くの来園者に愛される公園となるよう、前橋市内でも機運を盛り上げていかなければなりませんね‼