第180回 花月俳句勉強会
飲み終えてなお透かし見るラムネ玉 花月
添い寝する団扇止まりてしじま哉 千秋
でで虫の親子をそっと葉に移す 美恵子
迎え火を焚きて廃業報告す 柿沼
けいくんのもえたちょうちん穴があく さっちゃん
(九才)
ごろ寝してひかず指折る夏休み kako
(日数)
草刈りや天道虫に励まされ jun
(てんたうむし)
天の川てるてる坊主揺れる空 ウエンツ
夏の野良恨めしい眼で慕い寄る kako
客も来ず水羊羹を独り食ぶ 花月
澤瀉や泥田の貴婦人いふ人よ jun
(おもだか)
さくらんぼ背伸びして撮る異邦人 花月
梅雨最中全館営業道後の湯 JUN
(つゆさなかぜんかんえいぎょうどうごのゆ)
好物をリストアップし盆支度 Aランチ
青山椒指の香試す一日中 kaKO
チャンバラの真似して通る捕虫網 花月
我病めば紫陽花どれも花芽無き 美恵子
朝顔や枯れゆく蔓に一つ咲き 千秋
夏服や出せば一面ナフタリン 花月
第180回 花月俳句勉強会 皆様お疲れ様でした。
第181回 8月5日 (月)皆様の投句をお待ちしています。
お暑い折からどなた様も、ご自愛下さいね。 ハイチャ、