こんばんは
先週の日経新聞では、外国人材の活用で特集が組まれていましたね~![]()
僕にとって大変興味のあるテーマでもあり、
記事を読んで感じたことを書きたいと思います。
日本の人口、
どう楽観的に見積もっても、この先右肩下がり![]()
先日は、日本の研究論文の件数低下の記事もあり、
人口縮小で、さらに加速すると感じています。
資源を持たない日本。
国力は優秀な人材の確保に依存せざるを得ないのは言わずもがな。
深刻なテーマです。
人口減(=人材減)の補完手段として、外国人材に期待の目が注がれています。
2016年時点で、日本で働く外国人材は108万を突破!
前年比でなんと約2割も増えたそうです!![]()
観光客だけじゃないんですね、増えているのは!この先もどんどん増えそうです。
108万人の内訳で、最も多いのは、中国人。中台港を合わせて30%超。
第2位は?
実はベトナム人。16%近くを占めます。
これは意外でした。最近急激に増えています。
ベトナムは国策で外国に人材を送っているのですね。
その次の順位は、
3位フィリピン
4位ブラジル
5位ネパール
と続きます。1位から5位までで外国人就労者全体の3/4を占めます。
ブラジルは、多分大方日系移民の子孫でしょう。
ネパールも意外ですね。ネパール人も急激に伸びています。
国は貧しく働き口が乏しい。
国民の多くが海外に出稼ぎしているそうです。
日本政府が、人口減の補完手段としてテコ入れしたい領域は、
専門的・技術的分野の在留資格者。
高度専門職やら、企業経営者やら、特別な技術を持った方ですね。
ところが、実際の圧倒的ボリュームゾーンは、
日本人の配偶者や定住者などの就労制限を受けない方や
途上国支援の一環でもある技能実習生、
短時間バイトに精を出す留学生だったりするわけですね。
政府としては、日本の国益に合う
専門的・技術的分野の在留資格者(だけ?)を増やしたい。
一方日本で就労したい方は、日本から何かを得たいから来るわけで。
特に技能実習生や留学生。
母国で豊かに暮らすためのお金や技術だったり、
日本での安定した生活基盤だったりするわけですね。
都合よく片方だけを増やす、というわけには行かないので、
多分、外国人が増えるということは、
前者よりも後者が圧倒的に増えることを意味するのではないでしょうか。
外国人の就労、この問題を避けて通れないでしょうね。
少し古い記事ですが、紹介します。
60年代受け入れたトルコ移民、統合政策が結果を生まず
移民2世、3世がドイツ社会に溶け込めず社会問題になっている、
という内容です。
最近では、ドイツをはじめEU諸国では
シリア難民問題の陰ですっかり隠れてしまっていますが、
この記事は日本にとって示唆に富む内容と感じています。
ある特定の国からの移民が増えると、
その特定国人同志で集まり、ソサエティを形成。
仕事やその他日常生活でわざわざ日本に合わせなくても
居心地よく快適に過ごせるようになり、
そうなると日本の言葉も、習慣も身につかず、
日本社会からますます距離を置くようになる。。
わが国、日本の20年後を予言するようです。。![]()
行政書士資格、法律知識、そして中国語、英語のスキルを使って
将来起こる、この課題に何か貢献できないものか、
って、考えつつ、日経記事の特集を読みながら、雨の週末を過ごしています。
それでは!
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました![]()