こんばんは。
英国のEU離脱問題”Brexit” (ブレキズィットと発音するようです。)
とうとう、現実のものとなりました。。
昨日は、当初残留派優勢と伝えられていただけに
後半の流れは、予想に反して。。
世界のマネーは右往左往![]()
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。。。
金曜日の午前中から、
僕の職場のPCはBBCの開票速報を表示し続けていました。
午後3時を待たずに、離脱が明らかになりました。
日経平均は1300円近い暴落![]()
円ドル相場は、1日で6円も円高![]()
僕、下期のボーナス、断念した瞬間でした
(おいおい、ちいせぇ人間だなぁ、自嘲)
。。。
前例のない初めての出来事。これから先どうなるのか。
その帰趨は誰にもわかりません。
さて、でも、
決まった以上は、粛々と
その方向で進んでいくのでしょう。
しばらく、あらためて少し考えてみましたが、
日本人の、一庶民的感覚として、英国が、なぜEU離脱を選択したのか。
これまで、正直理解不足だったのかもしれません。
かつての大英帝国。
ゆりかごから墓場までの福祉国家。
戦後は、それらが負担となり長らくイギリスを苦しめてきました。
いわゆる英国病。
その後、金融立国として成功をおさめ、
高い成長率を謳歌。
EUの一員としての地位があったからこそ、じゃないの?
って、僕は思っていました。
だから、残留派、離脱派、拮抗していたとは言え、
残留派が勝利すると思っていました。
それが、今回否定されたわけで。 え!なんでって思いました。
Webを見てたら、見えてきたものもあります。
英国の金融立国としての成功。
結局、これは英国としての成功ではなく、
単にロンドンの成功でしかなかったということ。
EUは、加盟国間での人、もの、金の流れを自由にし、
うまい汁を吸えたのはロンドンの金融街。
結局、その恩恵は一部にしか回ってこなかったようですね。
東欧などからの移民(というより、出稼ぎ労働者ですね)
それに最近の難民問題。
移民に仕事を奪われ、貧富の差は広がる一方。
そのうえ、難民問題で難しい対応を強いられ。
結局は、英国国民は、
論理的思考や、公共の利益より、
プライドを優先したってことですね。
地域の小国なら、あり得るかもしれませんが、
世界金融を担う国が、こうなってしまったのはどうしても解せません。
怒りさえ覚えます。
それに、今回
EUどころか、英国内でさえ、一つにはまとまっていない、
EU離脱の是非を問う地域別の投票結果のばらつきの大きさは、
このことを、改めて世界に喧伝する結果になってしまいましたね。。。
これは、キャメンロン政権の、大きな失政だったと思います。
偶然、こんな動画を中国のテンセント動画で見ました。
英語、中文字幕ですが興味のある方はぜひ。
「国民投票日迫る 一本のソーセージが語る「EU離脱」が英国人に与える影響とは」
結局は、自分たちのことしか考えていないんだなぁって。
ちいせぇっ、て感じてしまいましたが、
実のところ、民主国家の大多数の有権者は、
こんなレベルで歴史を作っているのかもしれません。
さて、
今のEUの混乱を、
一番喜んで見ているのは、プーチン大統領でしょうなぁ![]()
制裁を科す、にっくきEU、その足並みが乱れていくのを、
ニヤニヤ見ていると思います。
中国は、どうでしょうか。
ネットでは、経済的には概ねマイナスにとらえているようですが、![]()
民主政治や、高度の自治の矛盾点が露呈されたと理解して、
それ見たものか!ざまを見ろ、って、内心ほくそ笑んでいるのかもしれません。![]()
昨年以降英国と中国は蜜月でしたが、
個人的には、今後、これまで以上に強くつながるかもしれない、と思っています。
今後、経済的に厳しくなる(であろう)英国。。
英国は、中国との間では領土問題など牽制要因がないし、
やはり、次のリーダーも実利を優先するんじゃないかと思います。
そうなると、日米にとっては、ますます中国とも対峙しずらくなりそうです。
さて、
個人的な話に戻りますが、僕はサラリーマンです。
2007年リーマンショックで会社はドン底を経験。
やっと復活、と思ったら
2011年の東日本大震災。。
これからも、やっと立ち直って
近年は、アベノミクスのおかげで円安。躍進。
本当の勝負はこれからって時に!
こんどはコレかよ~![]()
ぶっちゃけ、こんな気持ちです。
これから、いったいどうなるんでしょうねぇ。
さて、気を取り直してまた来週から頑張りたいと思います。
今回、改めて感じたのは、
常に、世界の動向には目を光らせておかないと、
その場その場で正しい判断はできない、ってこと。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
