こんばんは。
オバマ大統領の広島訪問。
いろんな見方があり、
ここでは多くは語りませんが
日本人にとっては
一つの時代の節目を
実感させてくれる
大きな出来事だと思います。
さて、僕は
国際的に注目されるニュースはたいてい、
米、英、中のメディアでチェックしています。
一つの事件が
各国でどう報道されたかを理解することは、
とても興味深いですし、とても大切なことだと思っているからです。
いつもはBBC、VOA、そして新浪新聞を見ます。
BBCとVOAでは、
オバマ大統領の広島訪問は、日本とほぼ同じタイミングで、
オバマ大統領が被爆者とハグをする
大きな写真付きのトップ記事として掲載されました。
特にBBCは、
訪問の1週間以上前から、この件を大きく取り上げていました。
「オバマ大統領は謝罪するのか?」「日本人は謝罪を期待するのか?」
「被爆者たちはいま」、といった感じです。
一方VOAは、
最近は、大統領選のニュースばかりでしたね。
でも昨日はトップに大きな写真付きで報道されていましたよ!
決して原爆投下を美化、正当化する口調ではなかったです。
なにより、米国の原爆被爆者に対する関心の深さを実感しました。
実は、僕が一番気になっているのは中国メディアです。
新浪新聞を見ました。
あれ?
えっって思うくらい、
報道されていません。![]()
昨日見つけた関連記事の一番トップは、
王外相のインタビューでした。
「広島訪問は注目に値するが、もっと南京のことをを忘れるべきではない、
被爆者は同情に値するが、加害者は、永遠にその責任を免れないのだ」
おいおい、なんちゅう発言やねん。。![]()
しかも、今タイミングかよぉ。
今回はテーマが核兵器なので、
国連で認められている核保有国、米英仏中ロですね。
すべての国のサイトを見たいと思い
いつもは見ない、フランスのAPFの日本語サイトも見てみました。
米英同様、トップに被爆者とハグするオバマ大統領の写真が。
米英仏は、
基本的には同じ価値観を共有していることを、この一つの記事を見ても実感します。
ロシアの新聞までは読んでいませんが、
おそらく米英仏とは全く違う取り上げ方をしていると思います。
大きな海と、大陸で隔てられた、遠い国々と、
一衣帯水の隣国中国、そしてロシア。
一つの出来事を見ても、その捉え方は国によってそれぞれです。
時代の節目を実感させてくれる。
このニュース。
大きな出来事ですが、
でも、この、小さな区切り。
歴史を直視して、未来に向かおう
それを国家元首に発言させた。
たったそれだけ。
でもそれに、
71年もかかったんです。
目まぐるしく変わるこの世の中で
実は、人の心に区切りをつけ
未来に向けて変わっていこうとすることが、
最も難しいことなのかもしれない。
そんなことも感じたこの出来事でした。
みなさんは、どのようにとらえましたか?
今日も最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。![]()
