東海道四谷怪談/「黒い家」 | 富岡晃一郎オフィシャルブログ「ブログブログうるさいよ!」Powered by Ameba

東海道四谷怪談/「黒い家」

春なのに、
風邪をひいてしまった。チッ!

でも昨日、コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談」南番を見てきた。温室育ちの僕は「ちゃんと座って観てられないかも。ケホケホ」という感じだったので、当日券狙いで並んでいる人にチケットを譲って帰ろう、くらいの気持ちだったんだけど、やっぱり劇場の前に行っちゃうとね、観ない訳にはいかねーよ。だからマスクしながら一人で観たよ。二階席一番前のど真ん中だよ。始まっちゃうともう体のこととか忘れるね。つーか勘三郎ヤバい。串田和美おじさんキテる。やっぱり意味とかなくていい!「なんかこうした方が楽しいじゃん」ってことですよ!勘三郎のお岩さん絶品だった。間違って惚れるかと思った。中村勘三郎さんの歌舞伎は何度か拝見しているが、今回のを観て、あの人の舞台を生で観られる世代に生まれてよかったって心から思った。あと日本に生まれてよかった。Thank you for my両親。日本語って美しくて色っぽくて粋でおちゃめ・・・。日本の女性は美しいーTSUBAKI(新製品)・・・。もう少し早く生まれてれば、美空ひばり先生の生歌も聞けたのかしら。そう考えるともう少し早く生まれてもよかったかもなfor my両親。いやいや、とにかくコクーン歌舞伎万歳だった。初体験だったんだけど、「所詮歌舞伎座の歌舞伎じゃねーんだろ」なんて通ぶってた俺、死ね。俺が間違えてました。間違いない。アレ観ちゃうとね、一生下積みだわ。一・生・下・積・み。観劇後、「今日は一日圧倒されたい」っていう気分になり、帰りにtsutayaでサスペンス映画「黒い家」を、大竹しのぶ見たさで借りる。期待通りのしのぶフルスロットル。保険金欲しさに子供を殺し、夫の腕を切断する妻、しのぶ。でも保険金なかなかもらえないから、保険窓口担当者の家に忍び込み、ハライセにさんざん部屋を散らかして、ぐっちゃぐちゃの部屋の中で、そこにあったランニングマシーンに乗ってなんか食べながらすごい勢いで走り始めるしのぶ。なんで!?子供の頃、「なんで?」って聞くと「なんでも。」ってよく答えてたけど、それでいいんだよね。なんでも、だよ。しのぶ、なんでも。まあ最後は主人公と戦って死ぬんだけど、死に際も見事。

一日に二度、一足早い納涼をしてしまった。つーことでまだ風邪ひいてるわ(*~*)現実は厳しいなあ~。