半月板損傷 2 | 富岡晃一郎オフィシャルブログ「ブログブログうるさいよ!」Powered by Ameba

半月板損傷 2

(つづき)

兼悟が迅速に制作さんを呼んでくれ、状況を説明しまた病院へ行きました。でもこの日も近くの病院はどこもいっぱいだったり先生が執刀中だったりで、結局下落合の病院を探し当て、注射を打ってもらいました。

戻ってきたのは18時30分(19時開演)。
ギリギリで用意をしてなんとかその日は乗り切りました。

しかし足は以前注射を打ったときのような「元に戻った感」はありません。麻酔が切れた時間に再び激しく痛みだし、足も完全には伸びきらない・・・。本番始まったばっかりなのに!あと一週間もあるのに!その日の終演後に再度病院(今度は新宿の大学病院)へマネージャーと行って診察してもらうと「半月板に傷が入っている可能性が高い。状態によっては手術した方がよい」と言われました。でも以前MRIを撮って診てもらったときは「ヒザきれいでなんでもないです」って言われたのになぜ?と思い聞いてみたら「MRIも撮り方次第で傷が映らないこともあるんです」と言われたので、ちょっと絶望しました。嗚呼ヌカヨロコビ!嗚呼現代医学の進歩(に対する過剰な俺の信頼)!結局「なんでもなかった」という時期は単に上手くハマっていただけだったらしく、でも実は半月板に傷はついたままで、そこに再び関節がおかしくはまり込んでしまったという状態だった。病院を出てマネージャーと新宿駅前の路上に座って今後のことについて話し、鎮痛剤を飲んでタクシーに乗って家まで帰りました。

その日以来鎮痛剤を飲みさらに座薬を入れ毎日高田馬場のスポーツ整体の先生にテーピングを巻いてもらいたまに病院で注射を打ってから舞台に立ちました。

わざわざチケットを買って
楽しみに観に来てくれる人たちに応えなければ、と思いました。
母親に「根性出せ」と言われました。(九州出身)

でも正直なところ、出演者の皆はとても元気に前向きに本番を楽しんでいるのに、俺だけ普段片足を引きづりながらしか生活できないというのは非常になんというかみじめというか辛かった。つーか一人で場のテンションを下げてる感じがしてマジKYで申し訳なく、本番中なのに「ああこうやってひきこもるのかしら」なんて思ってる時期がありました。

しかし!俺は楽屋に恵まれていました。同じ部屋の俺以外の男3人(大口兼悟と森山栄治と鷲尾昇。みんなイケメソ)がバカみたいに楽しくてっていうかバカみたいな会話ばっかりしてて、ほどほどにケガのことなんか気遣ってくれちゃうんだけどでもそんなに本当は気にしてなさそうで(ここ大事)、わりと適当な感じに大人で、でもはしゃぐという。あ、あんまりいいヤツっぽくない?いや、すげーみんないいヤツで、かなり元気づけられた!本人たちはそんなつもり皆目ないだろうけど。なんか「いいんだ!」って思えた。「ケガ、別に、(もやもや)、あ~もう、(もやもや)、いいんだっ!!」って思えたんだよね。

それから怒濤のような昼夜公演もいろんな人に助けてもらってなんとか乗り切ることができ、「Yeah!めっちゃホリディ」の千秋楽を迎えることができたんです。

本当にありがとう。イケメソ楽屋のみんな。