タミヤTT02SRX・・・駆動を軽くするには | テールエンダーの『ラジコンが上手くなりたいッス。。。』

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駆動を軽くするにはどうすれば良いのか?ベアリングの脱脂をして各ギヤのシム調整を行う…それも重要だと思いますが、私が何よりも重要視しているのは『駆動ロスをなくすこと=駆動効率を最適化すること』です

 

 

TT02の場合は前後のデフ、モーターからの横回転の動力を縦回転に変換してデフに伝えるインプットシャフトが2個、前後の駆動を繋げるプロペラシャフトの計5個の部品で構成されています

 

 

 

 

これら5個の部品が最も効率良く動くようにすることが駆動の軽さに繋がると考えています

 

 

私が思う最も効率が良い動きというのは、それぞれの部品が回転軸の中心にあること…イメージとしては横から見ても上から見ても全ての部品が水平垂直で一直線に配置された状態↓です

 

 

 

 

例えば、回っている扇風機の外周は大きな円運動を描いていますが、中心はほぼブレずに回っています

 

 

これをラジコンに置き換えると、インプットシャフトならばプロペラシャフトがピッタリ真ん中に配置されていればいるほど駆動ロスは少ないのではないか?と考えています

 

 

ハイエンドマシンの場合はもちろん最適な駆動効率を考えて設計され、それらを支える部品も高価なアルミなどを使用して駆動ロスがないように作られていると思いますが、TT02のようなプラスチックを多用して作製するマシンはそうもいかない部分があるはずです

 

 

 

 

こちらは素組み状態のTT02のフロントのパイロットシャフト↑と、リアのパイロットシャフトの高さ↓前後でコンマ5mmの高さのズレがあります

 

 

もちろん、ただ走らせるだけであれば全く問題ないのですが、『駆動を軽くする』という観点においては大きな誤差だと思います

 

 

これではいくらベアリングを脱脂してシム調整をしても、回転する度にプロペラシャフトがカタカタと動いて駆動ロスが発生しています

 

 

 

 

この場合、私はシャーシのフロント側のベアリングを保持する部分を削って前後同じ高さにする作業を行いました

 

 

失敗するとシャーシを買い替えなければならない作業なので、少し削っては高さを確認する作業を繰り返して調整しました

 

 

 

 

また、デフから先のスイングシャフトに関しても、TTのギヤケースの精度を考えると外側よりも動きを妨げない範囲でスイングシャフトが内側にある方がブレの影響を受け難いと思います

 

 

ベベルギヤをインプットシャフトに取り付ける際に若干のカタツキがあったので、これを埋めるために私はインプットシャフトに100均で購入したマニキュアを塗布しています

 

 

 

 

セロテープやマスキングテープなどを使用して隙間を埋めている方もいると思いますが、この方法でもしっかり固定出来るので気になった方は試してみてください

 

 

駆動を軽くするための私の考えが正しいかどうか?皆さんの参考になるか?は分かりませんが、私はこんなイメージでTT02を作製しています

 

 

ちなみに先日、同じTT02を作製してるM川氏にそんな話しをしたら『………ちゃんと、考えてるんですね』と言われたのはどういうことなのでしょう(笑)!?