ラジコンを組み立てる際に必ず使用するネジ、エントリー向けのバスタブシャーシのマシンにはプラスドライバーを使用するネジのピッチ(溝の間隔)が広いタッピングビスを使用することが多いです
これが、ミドルクラスやハイエンドと呼ばれるマシンになると、ヘックスビスと呼ばれる締め込み部分に六角形のドライバーを使用するピッチが狭いネジを使用することが多くなります
基本的にネジはキチンと締まれば問題はないので、どんなネジを使っても構わないと思っています
ただ、ラジコンを趣味にして色んなマシンを買ったりしていくと、使い勝手などを考えても最終的にヘックスビスに辿り着くので、マシンを作る際に最初からヘックスビスに変更してしまうのも良いと思います
エントリーモデルではタッピングビスを使用していた部分に、ネジピッチの狭いヘックスビスを使用して組み立てても問題はありません
ただし、締め込む部分がプラスチック(特にカーボン強化製)の場合は、アルミ製のビスを使用するとプラスチックの堅さにネジが負けてネジ山を舐めてしまったり、最悪の場合はネジ自体が折れてしまうことがあるので、必ず鉄やチタンなど堅い素材のビスを使用しましょう
どうしてもアルミビスを使用したい場合は、予め鉄ビスでやビス穴タップなどを使用してしっかりとネジ山を作ってからアルミビスを使用すれば大丈夫だと思います
ネジの素材にはチタン・アルミ・鉄・真鍮と様々な種類があり、エキスパートのかた達はそれぞれの素材を使い分けて使用しています
例えば、真鍮や鉄ビスは堅く重いのでシャーシ裏やバルクの固定、軽いアルミビスはアッパーデッキに使用する…などネジの素材をセッティングの一部として捉えています
もっとも、そこまで性能にこだわらなくても、アルミビスにはアルマイトが施されたカラービスがあるので、カラーコーディネイトや
マシンのワンポイントとしてカラービスを使用したり、↓テーパー状になっているビスなどもあるのでアクセントとして使用してみるなどの使いかたでも良いと思います
ただ、先ほども書きましたがハイエンドシャーシなどでも、バルクやサスマウントなど力の掛かる部分のネジにはアルミ製のネジは使用しない方が余計なトラブルを招かなくて済むので、そこだけは注意しましょう
ちなみに、私のマシンは基本的に全てのビスを錆びにくく高価なチタンビスにしていますが、それは性能重視というよりも子供の頃にオフロードのラジコンを買って走らせたあとそのまま放置していたため、半年後にはネジがサビッサビになってしまったトラウマがあるからです(笑)