私のMTC2用のボディはしっかりとした塗り分けではなく、徐々に色味が変わるようなグラデーション塗装を行っています
ちゃんとしたグラデーション塗装を行う場合は、エアブラシを使用したほうがキレイに仕上がると思いますが、私の場合は缶スプレーでお手軽に済ませています
工程としては…まずボディの脱脂を行います
ツーリングカーに使うボディはすぐに消耗して作製する頻度が高く、洗剤→水洗い→乾燥の工程が面倒なので、私はパーツクリーナーを吹き付けてペーパータオルで拭き取って済ませています
その後、付属のウィンドウマスキングシールを貼ります
ここで、塗り分ける部分に『タミヤ:シート付きマスキングテープ 550mm』を貼り付けます
これは大きく塗り分けたい場合に使用するモノで、マスキングテープの一端に半透明のシートが付いていて広げると広範囲を一気にマスキング出来ます
建築関係の方にはマスカーと言った方が分かりやすいかも知れませんね
シートを広げると↑な感じになります
ホイールアーチ部分から塗料が入ってしまうことがあるので、シートは広げるだけでなくキチンと止めておきましょう
スプレーは暗い色から塗装しますが、手順としてはまず全体に1回薄く塗料を乗せたら、2回目の塗装は半分より下くらいから開始し、3回目以降は一番濃くしたい部分だけを塗装するイメージです
スプレーを吹き付ける際は、ボディを立ててグラデーションにしない部分(一番濃くしたい部分)を下にして塗装することもポイントです
そうすることで薄くしたい部分に塗料が届きにくくなり、濃くしたい部分に塗料が落ちて失敗し難くなります
塗装が乾いたらマスキングを剥がし、明るい色(今回は蛍光イエロー)をスプレーします
この色は全体に吹き付けても構いません
使用するスプレーの量はそれぞれ缶の半分も使わない程度なので、同じカラーのグラデーションを行う場合は2~3台が塗れるはずです
今回は蛍光カラーで透けやすいこともあり、最後に白で全体を裏打ちして完了です
リア周りは蛍光グリーンで
屋根周りから黄緑っぽくなり
フロントは黄色になりました
コツとしては…
・スプレーでは3色以上や細かい範囲のグラデーションは難しいので、前後半分ずつの2色くらいから始めてみること
・塗りわけ部分をウィンドウ部分にすること(グラデーションが濃くなってしまった場合も透明なウィンドウ部分で色味が変わっていくと想像させられる)
・1色目の1回目の塗装はテキトーなところで早めに塗装を止めること
・塗り分けがハッキリしてしまった部分はシールで誤魔化す!
です(笑)
相変わらずのお手軽な『風』塗装ですが、何度か挑戦していくうちにコツも掴めて意外と簡単に出来るので、単色塗りに飽きたかたは試してみてはいかがでしょう?