キチンと走るマシンにするために(メンテナンス編)みんな何もしてないって言ってるけど… | テールエンダーの『ラジコンが上手くなりたいッス。。。』

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サーキットで、思う存分走ったら充実しますよね。

 

 

満足して、マシンをしまって次にサーキットに行くまで、そのまま…

 

 

もちろん忙しかったり、あまり時間がない中でラジコンを楽しまれてるかたが多いので、それでも構わないと思います。

 

 

ただ、せっかくイイ感じで走ったマシンを次回も同じ状態で走れるようにメンテナンスして、次のサーキット走行に備えてみませんか?

 

 

実際に自分は1週間のうち1~3日、1日15~30分くらいのメンテナンスを行っています。

 

 

ほんの少し気を使うだけで、マシンを良好な状態に維持できますので、実践してみてください。

 

 

特に、ラジコンの操作に慣れてくると、少しくらいの整備不良は自分の腕でカバーできてしまいます。

 

 

そうなると、本来はメンテナンス不良なだけのマシンに、セッティングの変更をおこなって以前と同じように走らせようとする悪循環に陥ります。

 

 

そうならないために、日頃のメンテナンスの注意点を意識してマシンを見てみましょう。

 

 

走行後のブロワー

 

 

ほとんどのサーキットには、強力なエアーで走行後のマシンの汚れを取るためのエアダスターが設置されています。

 

 

家に帰って汚れたマシンをメンテナンスするのは気が乗らないですし、せっかくある設備は有効に活用しましょう。

 

 

まずはマシン全体やボディの大まかなホコリをとります。

 

 

そのあとに、ダンパー周り(写真○部分)の汚れを落とします。

 

 

ダンパー周りに油分があってホコリが付いているなら、ダンパーのオイル漏れが疑われます。

 

 

最後に、前後のジョイントカップ周り(写真○部分)の汚れを落とします。

 

 

ギヤデフのジョイント周りにベトつきがあるなら、ギヤデフオイルが漏れてる可能性があります。

 

 

エアーを吹くときにその辺を注意して見ながら吹いていれば、家に帰って重点的にメンテナンスする箇所が分かりますよね?

 

 

もちろんエアダスターは共有の設備なので、長時間独占して使用することは止めましょう。

 

 

誰も使用しないからといって長時間吹きすぎてもエアータンクのエアーを消費してしまい、次のかたの迷惑になります。

 

 

どうしても汚れを落としたい場合は、誰もいないときに使用し、他の方が使用する場合は速やかに譲りましょう。

 

 

ギヤデフオイル

 

 

エアダスターを吹くときにオイル汚れがあった場合は、デフオイルの漏れが疑われます。

 

 

オイル汚れがなくても、タイヤを回したときにクルクルと軽くまわってしまうようなら、オイル切れの可能性があります。

 

 

ジョイント部分からのオイル滲みがある場合は、面倒でも分解してOリングの交換をして、ジョイント部分にギヤデフグリスを塗りましょう。

 

 

これを面倒くさがると、常にジョイント部分からオイルが漏れてコースをオイルまみれにしてしまうことになるので、キチンと整備しましょう。

 

 

ギヤデフオイルを補充したさいは、ギヤデフ用のパッキンにシールグリスを塗るのを忘れずに。

 

 

対応:ギヤデフオイルを補充しましょう。

 

 

ダンパーオイル

 

 

エアーダスターを吹くときにダンパー周りにオイル汚れがある場合はダンパーオイルのオイル漏れが疑われます。

 

 

サスアームを動かしたさいに、クチュッと音がしたらオイル量が不足してエアーが入っている可能性が高いです。

 

 

ダンパーを外したさいは、ついでにダンパーシャフトを前後左右に動かしてみましょう。

 

 

大量のオイル漏れがあった場合や、大きくシャフトが動いてしまう場合は、ダンパーシャフトガイドが磨耗している可能性があるので交換しましょう。

 

 

対応:ダンパーオイルを補充しましょう。

 

 

アーム類のガタつき・歪み

 

 

とくに大きなクラッシュをしてしまった場合は、アームを左右に動かしてガタが大きくなっていないか?を確認しましょう。

 

 

さっきまで真っ直ぐ走ってたのに、なんだか分からないけどトリムの調整をしないと真っ直ぐ走らなくなった場合や、今まで曲がれたコーナーで急にマシンがスピンしてしまう場合は、サスピンやアッパーアームが曲がってる可能性が高いです。

 

 

アーム類に問題がない場合は、サーボセイバーのCリングが開いてしまってることがあります

 

 

確認して交換しましょう。

 

 

ガタがあった場合はシムを入れて調整するか、ガタが大きくなる前にサスアームごと交換しましょう。

 

 

対応:シム調整、または各種アームの交換をしましょう。

 

 

ボディ

 

 

走行後のボディが汚れていた場合はパーツクリーナーで洗浄しましょう。

 

 

クラッシュなどで傷ついたり割れてしまったりした場合は、グラスファイバーテープやシューグーで補修しておきましょう。

 

 

対応:パーツクリーナーで洗浄、ボディの補修をしましょう。


タイヤ

 

ホイールとタイヤの接着面を確認して剥がれがないか確認しましょう。

 

 

タイヤがホコリまみれになっていたら、パーツクリーナーでホコリを落としておきましょう。

 

 

対応:瞬間接着剤で補修しましょう。

 

 

どうでしょう?一つ一つの項目はどれも30分くらいでメンテナンスができるはずです。

 

 

1日1項目30分ならそんなに大変じゃない気がしませんか?

 

 

メンテナンスをすれば、それぞれのパーツに対する理解も深まるし、次も大切に走らせたいと思うはずです。

 

 

少しずつで良いので意識してみてください。

 

 

その他

 

 

どの項目も問題なければ、そのままでも構わないですが、せっかくなら他の可動部分を動かしてみて

 

 

ネジのゆるみ(特にステアリングや足回り)がないか?

 

 

ガタや割れなどないか?

 

 

ベアリングはスムーズに動くか?

 

 

全体を見てみて、左右の取り付け部分にズレがないか?

 

 

ターンバックルなどに曲がりがないか?

 

 

をのんびり見てみると良いかもしれませんね。