前橋で県保育協議会役員と県内保育士養成校による意見交換会に出席してきました。
年に一度の意見交換会で、
養成校の先生たちと意見交換をする非常に有益な場所です。
ただ・・・
明るい話ばかりではなく、
学校側は入学を希望する生徒の減少、
そしてm
施設側は保育を希望する学生の減少と。。。
要因は幾つかありますが、
①定員を削減する学校が増えてきている。
②将来へ向けた業界全体の明るい材料が乏しい。
③給与が低く労働環境も厳しいと言われている。
などなど、
③職員の処遇に関しては園独自の取り組みで改善することは可能ですが、
①と②に関しては少子化の影響をダイレクトに受けるもので、
園側の努力ではどうすることもできません。
特に②に関して言えば、
少子化の影響で園児定員を減らせば必要となる職員数も減りますし、
更に園児数が減れば園の運営自体を終わりにするという選択も・・・
富岡市を含む少子化の進行が顕著な地方都市では、
今後5~10年の間に、
相当数の保育施設が運営できなくなるのではないかと言われています。
そう考えると、
少子化の進む地域から保育士を志す学生が減るのも自然な流れでもあります。
一方で、
国では園児定員が減り余裕が出た保育室を、
保育ではなく別の方法で活用できるような模索も始まっています。
例えば、
まだ内容がつかみ切れていない誰でも通園制度や、
児童発達支援あるいは学童保育など・・・
保育だけでなく地域福祉の拠点として多機能化していくことが求められていくのは間違いないと思います。