明けて2011年9月2日、いよいよ日本代表の次なるワールドカップへの長い道のりが始まる。





「過ぎたワールドカップを懐かしんでいるうちに、次のワールドカップがやってくる」

イタリア人の格言だそうだが、言い得て妙である。

昨年8月にザッケローニという新たな指揮官を招聘し、新チームのスタートを切った日本代表は、その後いくつかの親善試合とアジアカップを経たが、その間南アフリカ大会のベスト16という望外の結果の余韻が残っていたことは否めなかった。

しかしもはや1年前の栄光に思いを馳せていられる時間は終わってしまった。いよいよもって、次なる戦いに頭を切り替えなければならない。


日本代表は約1年に渡る「無敗」という結果と、それによって継続することができた大いなる自信、そしてアジアチャンピオンの肩書きを持ってワールドカップ三次予選を迎えることとなる。





本大会出場が当たり前となった今の日本代表。しかしいくつもの強豪が足元をすくわれ、絶望へと叩き込まれてきたのがワールドカップ予選だ。これから始まる長い戦いの末に待つのは歓喜の瞬間なのか、それともあまりにも無慈悲なの結末か。





まずは6年半ぶりとなる北朝鮮との戦いを見守ることにしよう。