マニアックな話です。
ジャズギターのアドリブの練習で心掛けてることのひとつに
「できるだけシンプルに!」
ってのがあり、
なるべく「複雑なスケールを組み合わせてフレーズを作る」
ってのは避けたいと思ってるんですね。
自分が表現したいと思ったメロディーや感情とかを音にしたいと思ったとき、シンプルな考え方で出していけたら表現する方に集中できると思うんですよ。
で、ここ最近「コリャいける!」
って知ったのが
「全部のコードをメロディック・マイナースケールで弾く。」
ってことでなんですね。
以前からパット・マルティーノの「マイナー・コンバージョン」って考えを知ってましたが、教則本とかだとだいたいコードごとにサウンドが近い「ドリアン・スケール」を当てはめるって考えが多いんですよね。
でも早いパッセージだと気になんない「アヴォイド・ノート」もゆったりしたフレーズだと、あんまりピンとこなかったんです。
が、
この道下和彦さんの本の「マイナー・コンバージョン」のページだと、コードごとに全部を「メロディック・マイナースケールで弾く」ってことで説明してて、これだと「アヴォイド・ノート」を気にすることがグッと減るんですよね。
そうなると、左手のフォームをずらすだけでオッケーのギターだと、ほんとにシンプルにコードに対応できるようになり、ひとつのスケールを掘り下げていって、トライアドで捉えていったりとかの構成も一通りでオッケーだし、今まで弾いてきた曲もぜ〜んぶメロディック・マイナースケールを当てはめてやってみて
「おお〜おっけーオッケー!」
と発見したりで、実に練習が楽しいです。