ジャズ理論って、演奏する上で必要になってくるとは思いますが、自分の場合、今までを振り返ると、後付けで「意味を確認する」ってスタンスで身に付けてきたように思えます。

 
 
以前ジャズギターのレッスンを受けたことがあるんですね。
 
それなりに独学である程度の理論もわかってたつもりなのに、しっくりくるフレーズが作れず、簡単に言うと「ダサい」んですよ。
 
で、もう20年近く前ではありますが、仙台在住で、潮先郁男さんのところで学んだギタリスト、佐藤文夫さんに半年ほど教わったことがあります。
 
その中で今でも印象に残っていて、自分でも大切にしてる方法なんですが、
 
たとえば、key=CでのドミナントセブンスのG7の場合、Gオルタードスケールをよく使うと思いますが、レッスンの中で師匠が言ったのが
 
「オルタードスケールなんて変な並びの音でメロディーなんて作れませんよ〜!この場合、半音上のG♯マイナー(メロディックマイナー)でフレーズを作ってみて下さい!」
 
ってなことで、そんな感じのレッスンだったんですね。
 
(具体的な理論的な説明等については、他のしっかりしたサイトの方にお任せしますね笑)
 
「ちょっと変な感じかもしれませんけど、そのコードの流れの中でちゃんと聞こえますから。」
 
なんてことを教わりました。
 
 
 
先日も「ジャズブルースの基本」って記事でも紹介したこのサイトの別の動画です。
 
この中でマイナーのコード進行(Cm)
 
D-7♭5→G7alt.→Cm△7 を
 
「メロディックマイナーモード」で説明してくれています。
 
で、この動画で説明されているスケールだと
 
D-Locrian♯2→G-Alt.dom.→C-Mel.minor
 
になるんですが、師匠の教えで解釈すると
 
F-Mel.minor→G#-Mel.minor→C-Mel.minor
 
ってなります。
 
ギターの場合だと、スケールをチェンジするイメージじゃなくて、フォームはそのままでフレットを移動するだけって考えもできます。
 
ってことは、ひとつのメロディックマイナースケールのフォームをポジション移動の使い回しで「オッケー」ってことになるんですね。
 
私の場合、アドリブをするとき「できるだけシンプルに!」って考えがあります。
 
指づかいとかに気を取らなくて良い分、音に集中してメロディーを作れるってイメージでしょうか。
 
後で構わないんで実際弾いた音が、そのコードの中でどんな意味を持つ音なのか?って探ると、より自分のものになっていくと思います。