魚しっぽ魚あたまサワラの感度に反して一向にアタリを出せない私はベタ底をトレースするつもりで、少し巻いてはフォール、少し巻いてはフォールを繰り返していると、10時を過ぎて、本日初ヒット。

最初は引っ手繰るようなアタリだったが、重量感もなければ引きも弱い。ESOだろうと思っていたらレンコ鯛がくるくると回りながら浮いて来た。取り敢えずボウズ逃れだ。


水温なのか潮なのか、サワラが喰わないときはエソも釣れないので、レンコ鯛でも釣れるといい潮が回ってきていると頑張れる。再投入してしっかりと底を取る。少し流してから一気に巻き始めると同時にガツン!やったと思ったものの、またもやレンコ鯛ラブラブ

波サワラは底感度だが、ベタ底ではないみたい。ちょうど20mほど巻き上げると潮が重くなる層がある。

イメージではそこら辺が潮目になっており、下層にいるベイトが潮目を抜けられない。サワラは上から押さえつけるようにベイトをバッファして、ベイトの下には小型のフィッシュイーターがいるのだろう。

なんだか釣れる気がして私は新品のラインを巻いてきたほうのリールに持ち替えた。こちらのほうがリールにパワーがあるのでサワラもラクラク釣れるだろう。そぉ思ってネチネチとその層ばかりを上げ下げして巻き巻きした。すると、フワっと仕掛けが軽くなる。イヤな予感とともに回収すると途中から重たくなる。「誰か祭ったみたいです。」宣言するも、相手が見つからない。すると隣の彼が「あっ!切られた。」と。あなたです。あなたの仕掛けを私が引いているから、あなたの仕掛けが軽くなったのです。

そのまま巻いてくると、私のラインに海藻みたいなんが絡まっている。よく見ると、私の道糸にでんでん太鼓が引っかかって団子にしてしまい、海藻みたいに肥大している。しかも2箇所も。新品のラインの初投入なので糸撚れによるキンクではない。

誰が悪いワケではないが、ほどく時間で釣り時間を削られるのがイヤだったのですぐに船長にカット&離脱をお願いしてそのタックルは片付けた。新品のラインは一度ジグを落としただけだったガーン

筋肉そこからはメインロッドに戻し。7.3ftのボートロッドはキャストで飛距離が出せるものの、胴の間ではやや長過ぎる。リールはC5000XG。早巻きに向いているが、パワーはない。サゴシクラスなら難なく上がるだろうと思ってこちらにも新品のラインを巻いている。ところがこちらも数回投げるとお祭り。先から20m辺りででんでん太鼓とお祭りして団子になっている。祭った後のラインは強度が著しく低下するので思いきってカットし、再結合した。長さも充分あるし釣りにはなるだろう。

ライン強度に不安を感じながら巻き巻きしていると、15時頃にヒットラブ。前アタリからさらに巻き続けると、そのままフッキング。回転するブレードジギングでは竿をラインと一直線にしたままフッキングしたほうが針先に伝わる力が強い筋肉

「船長!!来たラブラブ私のサワラが船での一本目だったので、船長もキャビンから飛び出してタモを構えてくれるが、ヒットレンジはベタ底。ドラグが仕切りに滑るので少しキツくしてカクカクと巻き続ける。ここは大事に行きたい。周りも少し離れて仕掛けを回収する。船下で走り回ることがあるからだ。ところが残り20mになった時、でんでんが隣でジグを投入。おいおいと思う間もなく絡んでしまう。船長も「止めんとイッキに巻け」と言うが、ラインが重なり巻き取れない。仕方なく絡んだままスプールに巻き取りランディング。

ジグを外してラインを引き出しお祭りしている部分をほどいていると、何を思ったのか竿を大きく振ったので、その拍子にパチンハサミと甲高い音が。この状況が見て取れないのかムキー、私の手から糸はこぼれ落ち、彼のロッドはティップから一節が折れてしまった。


その後、納竿間際に私の左手の人にもヒット。私は急いで仕掛けを回収したが、さっきの彼は追い喰いを狙ったのか、またもやそのラインに寄せて仕掛けを投入。すぐに絡んでしまう。しかも今度は三人分の仕掛けでお祭り。サワラは無事にランディングできたが、ラインがぐちゃぐちゃ。ひとつはサワラの口から、ひとつはリーダーカットで脱出したが、彼のジグだけがないらしいアセアセ
私は隣で見ていたので前後にフックを付けた黄色いジグだと知っていたが、お祭りしている中にはなかった。つまり、サワラの歯でラインを切られたものだろう。サワラ釣りではよくある光景だが、そのジグはタングステンだったらしく、彼は意気消沈してそのまま釣りを止めてしまった。


結局この日は潮がよく感度もひっきりなしに出ていたものの、10人で上がったサワラは2本だけ。完全ボウズも出るほど厳しい日だったが、私はお土産を確保でき、本当にラッキーだと思うラブ。新品のラインがふたつともお祭りでロストしたのは悔やまれるが、道具の破損がなかったことも幸い。🎣釣りの愉しさを高めるのはやはり心地よいマナーと気遣いにあると再認識させられた一日だった。