この度、能登半島地震にて被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。


🎍新年になりました。毎年、おせち年の初めの釣りは一年を顕すものとして、よい釣りがしたいと願うのだが、今年は五目釣りからスタートした。

船は赤イカ釣りやイサキ釣りでお世話になっている旧知の木下丸船。最近の釣果は平アジがよく釣れているとのことで、新年最初の釣りとして期待。

当日は気温もさほど下がらず凪の予報。サンタ暮れに納車された軽自動車で高速を進む。和泉の工業地帯で立ち昇る煙を見ながら風向きを判断し、釣座を考えていたが、港に着くと乗船は二人だけ。互いに左右の艫に座した。


ダーツ印南の五目釣りはオキアミを使った天秤フカセ。イサキ釣りのポイントなら100号の鉄仮面を使うほどの潮流なので、80〜100号負荷でタックルを選ぶ。

竿は初めてのタチウオ竿で、錘負荷25〜60号の表記だが、7:3調子で2mのレングスが口切れしやすいアジ釣りに向いているだろう。

水深は30mのポイントか80mのポイントになるか分からないのでPE3.0号を巻いたフォースマスター600。結局、タチウオテンヤと同じようなタックルになったが、天秤に船頭仕掛けを使う。

花火集合は5時半。6時前には出船して6時半には釣りが始められる。夜明けに一礼して、一年の釣行安全と爆釣を祈願する🌄。

最初のポイントは水深53m。7m辺りに反応が出ているとのことで、43mまで沈めて竿をシャクる。最初の投入は捨てコマセなので、すぐに回収して刺し餌を付ける。次は棚に直撃だ。イサキもアジも同じような場所で釣れるが、誘いはアジのほうがいく分マイルド。コマセが散ると少し長めにアタリを待つ。カゴからポロポロとこぼれ落ちるオキアミの中に仕掛けが馴染むと小気味よいアタリが出るので、ゆっくり大きく竿を持ち上げるウインク。口が弱いのでロッドホルダーにつけたまま、竿の弾力でいなすほうがバレにくい。
最初から尺超えの良型グッ。船縁でバラすことの多いアジにタモ網は必須。自前の虫捕り網が長さもちょうど使いやすかったが、網目が細かいので針先が引っ掛かる。コマセが切れると魚が散るのですぐに外して仕掛けを投入。落ちる間にエラを切ったり脳締めしたりと魚を処理。カゴの目が粗いのでさほどシャクらなくとも、オキアミはポロポロと。
開始から一時間ほどで20匹余が釣れ、爆釣を期待したが、そこからはアタリも遠のき。
魚しっぽ魚あたまアジも回遊魚なので、群れが船下に入ったときはパラパラと釣れるようだが、釣れないときはアタリすらない。棚は基本的に同じだと思うが、アタリがないとカゴを上げたり下げたり。
すると、どうやら動かしたときにアタリが出やすいことに気づき、手持ちに変える。投下したカゴをシャクってコマセを撒き、仕掛けが馴染んだ頃合いでちょんちょんとゆすりながら巻き上げると確かな魚信。そこから極スローで巻き始めると、さらにアタリが増して魚が連で付く。複数掛かってもサイズは選べないが、引きは断然強くなるので楽しいラブラブ
二時間ほど釣りをしたらアタリもなくなっていたので少しだけイサキ狙いに。
船長が言うには反応は出ているが、ぜんぜん喰わないとか。それでも工夫して釣りを楽しみたいと、後ろのおじいさんと合意してイサキ釣り。
仕掛けを細いモノに変えてもよかったが、刺し餌を変えることで対応。ポイントに付くなりイサキが釣れる。しかもなかなかサイズ。麦わらイサキもいいが、身が旨いのは寒イサキ。入れ食いとはいかないが、釣れれば良形。わずかばかりのイサキにも遊んでもらい食べるには充分スプーンフォーク
太陽陽射しは柔らかで暖かく、風もないいい日に釣りに来られた。
今年も楽しい釣りがいっぱいしたいと感謝の気持ちで納竿した。