纏まった休みがもらえても、旅行にすら行けないので独り釣行を企画することが多い。高速代や時間の無駄を省いたプランにするものだが、今回は一日のリレー便。

丹後半島にて根魚釣りを楽しんだ2時間後、別の港からイカ釣りを計画。これがムチャだった。


コロナ関連で連投が明けてからの釣行。8月13日はタチウオ。15日は2時に出発して5時半から経ヶ岬沖にて根魚を狙う。

タチウオ疲れが残っていたのか、前日はぐっすり眠れたが、久しぶりの与謝野橋立は遠い!疲れないようゆっくり走らせたが、その分時間がかかってしまい、高速を降りると空は白んでいた。そして、明るくなればお盆の帰省で交通量も増えてくる。


港に着くと、釣り客だらけでもう停めるところがなく、臨時に空き地を作ってもらい。


釣座は船頭が決める。宿泊者優先だそうだが、不透明。単独の私はどこでもよかったので、到着が遅くても問題はない。

結局。片舷5人の10人乗り。私は右舷のど真ん中。大きなデッキだが、胴はやはり狭い。釣具を整理して場所を確保してポイントに向かう。


ポイントまで小一時間走らせたろうか、私は少し眠ってしまい。



今日のエサは10cm前後の豆アジ。青物からヒラメまで狙える万能エサだ。期待値も大きい。


70号錘を付けて第一投。底立ちして余分な糸を巻くと、もう根掛かり。着けたポイントが悪かったらしく、すぐに回収して移動。

今日は潮が早い。魚礁に付けても仕掛けはそこに落ちていない様子。根魚は基本底と言われるが、錘を着底させて来るのはガシラ。底から1~3mではアコウ。さらに上にメバルがいる。なので、アコウ狙いならさほど底ベッタリを攻めないので根掛かりは頻発しない。

ところが、アタリのない日はついつい仕掛けを底に入れてしまう。さらにアタリが遠のき…



五つほども錘を取られただろうか。私は自作仕掛けを持参しているが、どうにもアタリが出せないので、枝ハリスを長くしたり、細くしたり。針の号数を変えたり、形を変えたり…捨て糸の長さを短くしたり、誘いを変えたり…


アタらない。


10年来、最悪の日。6時出船14時納竿なのに、13時を過ぎてもただの一度もアタリがない。根魚の魚影が濃い地域だが、それ以上に根魚釣りは私の釣りの原点。得意かもとの自負もあったが、ここまでアタリがないこともなかった。

外気温はどんどん上がってデッキの私から容赦なく集中力を削っていく。同じくして釣りの時間も削っていく。

隣の初心者は中型のアコウをふたつも釣っている。反対側ではジグでアコウをGETしている。どんな釣り方であれ、あちらには魚。私はボウズだった。


活エサの中に20cmほどのサバがあったので、下針にセットして投下。着底するなり激しく暴れるのを狙いの棚まで巻き上げると、微かな前アタリ。さらに追わせてドーン!

13:09。ようやく来ました。今日初のアタリ。しかも本命。アコウのアタリ。根から離すべく速やかに手巻きしてから電動オン。

待った。待った。待ちました。涙が出るほど嬉しい一本。32cm。小さくともボウズ逃れです。

外して投入。続けてドーン!今度はガシラ。さらにドーン!?外れたかな?恐る恐る回収すると、小さなガシラ。

結局3つで納竿。

しんどい釣りだったなぁ。