またしても誘われて
ブレードジギング。宮本丸2。ジギングを始めてまだ4回目だが、正直、この船が好き。釣らせてくれる。それに、楽ちん。
同じ船釣りでも、アジ釣りなんか釣座も取り合いでお祭りが多発すると、険悪になったりするが、ジギングは横一列のドテラ流しでチャンスは同等に訪れるし、誰かがヒットすれば、船じゅうで応援する。楽しい釣り時間を過ごせる。
帰ってからの洗い物も少なくていい。竿・リール・クーラーだけ。ルアーは高周波洗浄でスイッチひとつ。
今回もチャーター便。職場の同僚とその友人の6人。私は胴に入った。
今日のポイントは湾口で、30分もしないうちに到着。水深は36m。前回胃袋から出てきたベイトのサイズを参考に、今日は小さめの銀色からスタート。
当たらない。緑・赤金・ゼブラ…何をやっても当たらない。
そのうちに艫の上級者がヒット。今日はこの人が竿頭。てかこの人以外誰も釣れていない。
魚探は真っ赤で反応はいいみたいだが、とにかく喰わない。
船で一本サワラが上がってからどのくらい経ったのだろう。その後はESOしか釣れていない。
昼を過ぎて、深場に大移動しましょうかとなったとき、艫でまたアタリ。上がってきたのは巨大なガシラ。改めてなんでも釣れるブレードジギングの凄さが分かったが、本命は釣れない。
移動しても誰も釣れずに、今度はタチウオをやってみましょうと。迷走。
浅場でのタチウオ狙いでも、反応はあるも、2本だけ。しかもサワラのヒト。ほかは誰にも釣れずに時間が過ぎる。
15時を回って「今日はボウズかな」と気持ちが折れ始めた頃、夕マヅメ狙いでサワラやりましょうと。
隣のセミプロアングラーさんもエソしか釣っていないので、ブレードを諦めてバイブレーションを巻いている。反対側の人はダウンして寝ちゃってるし。
私はブレードに拘り続けて巻き巻きしていると。
15時46分!表層で待望のアタリ。しっかり食わせてからアワセ。途端にジィヤァ~。とドラグを鳴らせて引き出される。ロッドを根元から曲げて耐えていると、今度はこっち向き。ゴリゴリ巻いて回収するも、船の下に入り込む。竿が短いので腕を伸ばして往なしながらランディング。ほぼ釣れていないので、船頭も逃すまいとタモ入れしてくれた。
一本釣れると、気持ちが落ちつく。周りは逆にサワラの存在を認識して自分も釣ってやろうと盛り上がる。
何度も打ち直すが、そう簡単にはいかない。沖上がりの時間がきてしまったが、船頭もがんばって延長してくれる。