🌸春の異動で新しい職場に配属された私は、この歳になって仕事を覚えるのも大変だが、もっと困っているのが勤務形態が変わったこと。フツーのサラリーマン同様、📅カレンダー通りの毎日勤務なので、これからは以前のように平日に釣りに行くことができない。土日は早くからいっぱいで思うように予約を取れないのが現実。

釣れているものを狙って予約するのではなく、釣れそうな時季を見越して早めに入れなければ予約が取れない。そんな折、週末でも直前に予約ができる船を見つけた。ハイシーズンは人気で取れないが、釣果が上がってないので乗ることができたのが船タチウオ便。泉佐野から出る夢丸は旧知だが、私の初ドラゴンを釣らせてもらった思い出の船でなかなか乗れていないのが現実。

 

🚢今回はようやく取れた船釣りなので、釣りそのものを愉しみたいと釣果には拘らない。船長からすれば、何かしら釣らせたいと「アジ・タチウオ」狙いをプランニングしていたようだが、私はタチウオがしたいとタチウオタックルのみで臨んだ。結局タチウオオンリーになったので同じだ。

毎週釣行が常の私にとってひと月ぶりの釣りはワクワクでいっぱい。この先もいつ行けるか分からないとの思いだったが、勤務形態に慣れず、疲れて爆睡zzz。慌てて車をかっ飛ばしたら一番乗り。釣座も予約順なので早く来ても得なものでもなく港で2時間も持て余した。

潮が緩い日で、予想は左舷舳から右舷艫に潮が入ると予想したが、乗船して選べたのが右舷舳。予約順なので仕方がない。

キャビンで瞑想しながら到着を待つ。エンジン音が変わったので這い出てテンヤにエサを巻く。夢丸ではパックイワシがもらえるが、冷蔵庫の整理のために持参したイワシを使う。カチカチに冷やされているが、脂が回っているようで喰いが渋い日にはアタリが出せない。釣れていないときに古いエサは失敗だ。しかも、終日悩まされたのが指示棚。

🐉フツー、タチウオ釣りでは水深と感度が出ている棚を教えてくれる。夢丸では水深を教えてもらい、随時感度が出ている棚をアナウンスしているが、どうもリールと合わない。私の持参したタックルはふたつ。

①サーベルマスターXRに手巻きのグラップラー。

②リーディングにスパルタンIC。

最初はグラップラーから始めたが水深は70mとのこと。ところがラインは90mほどで底立ちする。潮が早かったり二枚潮になると余計に糸が出てしまうが、糸は竿下に真っすぐ入っているし、なるべく一直線になるようにテンションをかけるも最後まで20mの誤差がある。極端に糸が出るほど潮流に変化がある様子もない。

隣で早速一本上ったのにアタリが出せない私は即掛けのサーベルマスターXRをしまってダイワのリーディングに。メタルトップが小さな前アタリも表現するし、柔らかいので違和感を出さずに本アタリに持っていける。

なんやかんやと苦労してようやくフッキングが決まるとバラシたくないのでソロリと巻き上げる。残り数十メートルになって魚信が感じられなくなったのでバレたかと思うやサンマのようなおチビちゃんが付いていた。

それでも半年ぶりの待ち焦がれたタチウオの顔ラブラブが見られてひと安心。
その後もアタリは出せるものの掛からない。掛かっても外れてしまうのを繰り返し数も伸ばせない。しかも釣れても可哀想なぐらいの小サイズ。
船頭も堪らず深場で型狙いをしましょうと連れられたポイントは125m。手巻きの限界を超えているなと思って底立ちすると147m。ラインカラーを数えているので間違いないがやはり20mの誤差が。しかも感度の出ている棚を探ってもアタリは出せないので、自分で棚を探す。深ければサーチの幅も増えるので効率が悪い。
アタリが出ないならリアクションで口をつかわそうとノンストップバイブレーションを試すと、ようやくフッキング。
 
久しぶりの釣りだったが、以前のように毎週のように釣りに行けなくなった分、一匹でも大切に釣るので釣果以上にタチウオ釣りが楽しめたので満足感に満たされた照れ