手 | B型の次男坊・富田稔

B型の次男坊・富田稔

どうも、トミーです。緊張してもしなくても、どーせ痛いんやし、それなら緊張しないで気楽にいこー。というスタンスで仕事してます。スタントマンて何してて、どんなこと考えてるのか、興味もってもらえたら嬉しいです。これからスタントマンになりたい!!て方、待ってます!

歩く時


座ってる時


立ち止まってる時


いつも繋がっていた。



両手が塞がってても


肘と体で挟んででも


離したくなかった。


疲れて帰り


ヘロヘロでベッドに入った時


目を覚まして

優しく包み込んでくれる。



心が弱い時は

背中を押してくれる


時には背中を叩いて

気合いも入れてくれる。







そして気付く。


僕の手は



????



優しく包み込んだ事


背中を押した事



果たしてあっただろうか。



甘えさせる事もなく
傷つけてばかりなのでは?





そうか。


自分はピエロ。


世間で知られてる
僕は
その手によって支えられていた僕



僕だけの力で立っている
事なんて出来ないのだ。



その手は今では
愛娘を温かく包み込み
愛娘はその温かさの中で
素晴らしい日々を送っている。



自分ばかり我慢して
犠牲にして。。。



やはり、母は強い。


何気ない、
なんの記念日でもない


そんな今日だけれど

感謝の気持ちが溢れてきた。


そして、
自分の無力さを知る。


情けないや。


敵わない。


この大きいだけの手は
何も包めていなかった。



おい、

しっかりしろおっさん。

と自分に、喝をいれるのでした。