ボタン。学ランぐらいの数なら、 ひとつかけ違えてもどうってことない。が、僕の服はいつも大量に、ボタンがついている。そして、かけ違いに気付くのは最後の一つをかける時。全てを外して、再びかけ直すにはあまりにも時間が必要。時間はかかる。けれどかけ直さないと一生かけ違えたままだ。だから時間がかかろうが僕は一つ一つかけ直していくのだ。いっそ、かけ違わないよう全裸で生きていこうか。なんてね。