私の両親は60年近く昔のことですが川崎市に住んでいました。大分県の片田舎出身の父が社会人になった頃であり、野球が好きな父はその川崎市に本拠地を置いていたロッテオリオンズ(パリーグ)のファンになり、川崎球場で観戦したりしていたようです。時は流れ私の両親は広島市に引越して私(=53歳)を産んでいるのですが、広島カープ(セリーグ)のファンに変わることはなくロッテファンのまま、広島の地でロッテを観戦することは球場でもテレビでもほぼ不可能であり(両チームがリーグ優勝して最後に日本シリーズで対戦するしかない)、野球ニュースや新聞でもロッテの取り扱いの小ささを嘆く父でした。さらに時は流れ、プロ野球が変化しかつて広島で試合をすることはなかったロッテは現在、毎年ではありませんが2年に一度は広島でカープと試合をしています。

 広島に居ながらロッテを見られる環境になりましたが、父は残念ながら5年くらい前から認知症、もはやロッテのファンとは言いがたい状況ですが、父の伴侶たる母、いつしか父と同等以上にロッテファンとなっており、さて今年はロッテが広島で5月に試合をする年です。3月に広島に帰省した際ロッテ戦を見に行きたいようなことを言っていました。…先週のこと、母から連絡があり母の友人が広島でのロッテ戦のチケットが取れるよと聞いてきたとの話、母にしてみればたまらなく魅力的な誘惑がやってきました。81歳の母の年齢的にも今年が球場での観戦はラストチャンスかも、その友人と一緒に行くのなら平日だけど仕方ない、私たち夫婦がロッテ戦の間は認知症の父の面倒は見とくよというと、その友人はチケットは取るけどロッテ戦は行かない、そして父は球場に連れて行くというんですね。認知症の父など連れて行っていいことはない、何かあったら周りの人にも申し訳ないですし、母の浅慮には少々面食らいましたが、結局は私が母と二人でロッテ戦を見に行くことになり(私は野球観戦は好きですから仕事さえ都合がつけば良い)、当日の父は私の弟と私の妻(社長)が面倒を見ることになりました。孝行したいときに親はなし、というものですからね。

 それ以来私は思うのですが、そのロッテ観戦が素晴らしいものになるためにはさまざまな幸運が重なること及び悪運を引かないことが必要、神様に重々お願いしたいことばかりです。まずは当日は平日なので仕事を15時には切り上げられる状況を神様にお願いしたく、その後小倉から新幹線に乗るのでその日の平常運転を、いやそしてそもそも広島のマツダスタジアムは雨が降ったら野球自体が中止になるのでまずは神様にはお天気をお願いしなくてはなりません。プロ野球というものは多少の雨なら試合を強行するので、くれぐれも5月らしい晴天をお願いしたく、ついでに座席の好位置も、野球もスポーツである以上筋書きはありませんのでなんとかロッテが勝つナイスな試合展開を、そしてロッテの監督がその試合で母の好きな選手、今風に書けば推しの選手を是非とも起用することを、さらに厚かましいことを言うなら母の推し選手達が試合で活躍することを、神様にお願いしたいところです。

 このように、私たち人間の日々の出来事が良い結果を迎えるためには幾多の幸運を神様から授からなくてはならないものですが、あとは高齢の私の両親、53歳のオッさんの私とオバさんの妻(社長)、私同様オッさんの弟、皆が健やか元気に当日5月28日を迎えられるように神様にお祈りしています。今回読んでいただきました皆様にも神様のよき采配、御加護がありますよう祈念しております。