新年明けましたが、私は年末年始の魚介類の暴食により胃腸炎を起こし回復に4日を要しました。私の実家で1月2日、3日に食べた広島名物の牡蠣がその一要因だと思うんですが、4日の朝から体調が悪く、5日に広島から北九州へ新幹線で移動中は不思議と体調は悪くなく、6日と7日はお腹の不調と関節痛、頭痛に苛(さいな)まれました。振り返れば私の人生、牡蠣をよく食べてきましたのでもはや牡蠣を食べられる許容量を超えてしまったのかも、さらば牡蠣、もう2度と食べないかもしれない(実は12月にも食べて体調崩した)、なぜならこの苦しみを2度と味わいたくないから…。皆さんも牡蠣の食べ過ぎにはご注意ください。
新幹線といえば、年末年始の東海道・山陽新幹線ののぞみ号は昨年から自由席がなくなっています。一部の人、たぶん若い学生さんなど社会経験の浅〜い人は一年中全席指定にしたらいいとか馬鹿げたことを言います。それについて社会経験豊かなオッさんである52歳の私は大いに反論したいのですが、まず先程牡蠣を食べて腹を壊した私の話を書きました。人間は生き物ですから体調を崩します。新幹線に乗ろうとして駅に着いて腹痛を突発的に起こすなど思いもよらないことがあり得ます。そんな人を救済するために自由席はあります。これは公共の利益というもので、自分さえ良ければいいという考えで生きている人には分からないレベルの高い概念ですが、公益というものが多い世の中を平和と言います。あなたが指定席を持っていても、腹が痛くなり駅のトイレから出られなくなるときがあるのが人間、そんなピンチを自由席という手段で救ってくれるのが公共交通機関である新幹線です。その観点から年末年始でも自由席をなくさない九州新幹線は公共性、公益性に優れています。念の為書きますと、九州新幹線は新大阪駅から鹿児島中央駅までですので、広島駅から小倉駅を移動する私は九州新幹線の自由席に乗ります。
反論その2、平日の朝に駅の新幹線のホームに行くと、通勤している人が結構います。私の経験では京都に住んでいた頃、新大阪に事務所がある会社に勤めていたので、急ぐときやしんどくて絶対に座りたいとき、お金使っちゃってイイかなという気分のときは新幹線自由席に乗っていました。通勤定期券があれば新幹線特急券(たしか840円)だけ買えば乗れました。同じような勤め人は少なくありませんでした。新幹線の一駅だけの利用って案外需要があるんですよね。さて、その15分程度の乗車なのにわざわざ指定席を前もって取るかという話ですよ。ひかり号やこだま号に乗ればいいかもしれませんが、それらは本数が少ないですし四の五の言わずに来た新幹線に乗れる便利さを無くす必要はないと私はJRに強く提言しますよ。そして反論その3、指定席はたとえば小倉駅から博多駅まで一駅でも1100円追加されます。自由席なら2000円ほどなのにそれに1100円の値上げは私は許容しがたいです。
以上、新年から新幹線の指定席についてつらつらと書きましたが、私が5日に乗った広島から小倉への九州新幹線さくら号自由席、広島駅乗車時点で私と妻(社長)は並んでは座れませんでした。途中停車した新山口駅で一定数の人が降りて、一定数の人が乗って来ました。その際私たちのような夫婦や家族は隣り合わせに座り直しましたが、新山口駅を発車したらまるでパズルのピースがはまるがごとくまたきっちりと満席になりました。人間が自由な新幹線自由席は絶対に残した方が良い、人間はそんなにダメなもんじゃないと感じました。