俳優を鍛えるシアターラーニング | 音楽座ミュージカル 冨永波奈オフィシャルブログ「send a brand new message to ...」Powered by Ameba

俳優を鍛えるシアターラーニング

おはようございます。

朝、100均に行ったらエレベーターの中で知らない陽気なおじさんにぐいぐい話しかけられました。

「何聴いてんの?」

・・・クラシック。(本当にたまたまベト7聴いてた自分うける)

「あんたタイプだからあめやるよ!」

あ、ありがと!!


ということで、おじさんからもらったあめ3つ。

1個安中さんに食べられました。



さて、まもなく文化庁の巡回公演事業「七つの人形の恋物語II」がスタートします。
稽古場にもセットを組んで最終の通し稽古をしているところです。

今回の巡回公演は小中学校の体育館が舞台となります。

以前、「ホーム」で巡回公演した時には劇場版だったので、これは初めての試み。

フラットな空間でやるならあれしかないでしょ。

そう、”ラボシアター”です。

音楽座ミュージカルは、2013年に初めて「七つの人形の恋物語II」で”ラボシアター”形式の作品創りに挑戦しました。

アクティングエリアを中心に放射線状に椅子を並べただけのフラットな空間。今までにない俳優と観客の距離感と、なにより360度を客席に囲まれた空間に初めは全員が戸惑いながらも、結果的には劇場版とは全く違う新しい作品ができました。

その後、2014年には「七つ~」の進化型として「リトルプリンスII」を新宿101にて上演しました。

リトプリでは、平台を縦長に組みその周りに客席を配置し、舞台版ではセットの上に被さっている”砂幕”と呼ばれる砂漠を表す大きな幕を天井に貼り飛行士が迷い(砂)の中にいる心象とともに星の王子さまの世界を表現しました。

これもまた初めてのトライ。
劇場入りしてから本番があけても演出、照明、舞台装置の直しがありました。

3チームで公演していたので、明日お休みのチームが終電まで作業!って感じです。
毎日が文化祭前日のようでそれはそれはリア充な一週間でしたww


そしてこの度の巡回公演が3回目の”ラボシアター”となるわけですが、音楽座ミュージカル、もちろん前回と同じことはやりません。過去2回の経験をふまえ、さらに小・中学生とともに一つの作品を創り上げる場として成立させるために試行錯誤しているところです。

このように、劇場公演とは演じる側も観る側も全然違う感覚になる”ラボシアター”ですが、これこそ本来の芝居のあり方だと思います。
ポイントになるのが、タイトルに掲げた”シアターラーニング”という言葉。
私も音楽座ミュージカルに入ってから初めて聞いたのですが、私たちの日常は常に”シアターラーニング”で物事を進めることがベースとなっています。
日常、ということは舞台の稽古だけでなく研修の場やカンパニー内での会議の場においても同様です。

んあ?会議がシアター?って感じですよね。

ということで、私なりの観点から音楽座ミュージカル的”シアターラーニング”について書いてみようと思います。

決意表明で終わっちゃったな。。続きはまた次回ww



音楽座ミュージカル公式ブログより

こーんなかんじで、めっちゃ近い。