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⭐︎ジェルの接着のお話し⭐︎
接着のお話しは少し難しいので
スルーしてくださって大丈夫です！
ネイリストさんにはぜひ読んで欲しいですっ！
そもそも接着って？？？
モノとモノをくっつける現象を
3パターンにわけるとわかりやすいです。
①接着(接着剤)
ボンド、瞬間接着剤、のり、歯科用接着剤など
乾燥や化学変化によって
液体が固体に変化して強力な接着性が
うまれます。
ネイルのベースジェルは爪専用の
接着剤と考えます。
②粘着(粘着剤)
セロハンテープ、バンドエイド
液体と固体の両方の性質をもつ
粘着性物質。
伸びたり縮んだりすることで
簡単に剥離しない。
③密着
吸盤
物質の表面が平滑で空気の入る隙間が
なかったらくっつきます。
♡解説♡
①接着剤
硬い固体が強力にくっついているので
接着対象物には負荷がかかります。
家の壁紙にポスターを瞬間接着剤で
貼ったら剥がす時、壁紙が破れますよね。
ジェルと爪表面との関係もこれと一緒です。
ジェルが浮いてきて
無理に剥がすと爪の1番表面の層が
持っていかれます。
硬さが接着力のキーポイントでもあるので
ジェルネイルにすると
ベースジェルを塗ったら
その上に硬いテクスチャーの
ジェルを塗ると持ちは良くなります。
(その代わりオフは大変)
②粘着剤
粘りによってくっついているので
接着対象物に対する影響は少ないです。
けれど持ちは悪いです。
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ベースジェルに強い酸を配合すると
酸はタンパク質を荒らします。
爪はケラチン(タンパク質)の繊維の集合です。
酸によって荒れた爪と
ベースジェルを噛ませることで
耐久性が良くなります。
よく
ノーサンディングジェル
といって
「爪を削らないでジェルを塗れるから
爪を傷つけませんよ」
と謳っているメーカーもありますが
ベースジェルに
強めの酸をたくさん配合しているところもあります。
(HEMA-2)
ノーサンディングジェルにも
種類があって
②の粘着を応用して作ったものあります。
(成分はセバシン酸エチル)
また
メーカー推奨の
ワイプ(ジェル塗布前に爪の油分を取るもの)
には
成分にイソプロパノール
といって
石油由来の
有機溶剤を配合しています。
イソプロパノールは
タンパク質に対しても
強い腐食性があるので
ただの油分除去と思いきや
一拭きで
爪の表面を荒らします。
すなわちワイプで爪を荒らすから
ノーサンディングでも密着すると
謳えるんです。
「イソプロパノール毒性」
で検索すると
たくさん情報が出てきますが
イソプロパノールは
毒性が強く
呼吸器や内臓に影響があります。
(イソプロピルアルコールともいいます)
ネイリストの長期に渡る使用は
身体への負担が大きいです。
換気をしていたとしても
使用時
すぐに揮発し、間近で吸うので
毎日の使用の負担は大きいと思います。
素手で施術する方は
肌の弱いと1日何人もの施術で
指先が荒れてしまいますよね。
ネイリストは浮きが怖いです。
持たせたい一心です。
なので
ベースジェルの使用は
メーカー推奨の
ワイプを使います。
ワイプにはたくさん種類が
あって
エタノールで出来ているものも
たくさん出回っています。
私個人的には
エタノール主成分のものが
お客様の爪の為にも
ネイリストの健康の為にも
おススメです。
メーカーは自社製品を売りたいので
薬機法さえくぐれば
都合の悪いことは言いません。
ネイリストが成分を調べることも
大切ですよね。
耐久性に関しては
たくさんの要素がありますが
きちんと甘皮下のルースキューティクルを
取り除き、
甘皮周りのジェルの厚みを
厚からず、薄からず最適なものにすれば
ジェルの持ちはよくなることが多いです。
ルースキューティクルの
取り残しが浮きの原因のひとつだったり
します。
ルビーでは
強い酸の入った
ベースジェルは使用していません。
ジェル塗布前のケアを丁寧にすることを
大切にしています。
甘皮下のルースキューティクルは
マシンによる作業で
目でひとつひとつ確認して確認しながら
除去しています。
爪を傷めるキューティクルリムーバー
(アルカリ性溶剤)
は使いません。
アルカリ性溶剤は
タンパク質には影響ありませんが
ケラチンとケラチンで出来ている爪の間をつなぐ
角層間脂質(主にセラミド)を奪ってしまいます。
オトナ女性が
長くずっと安心して
ネイルを楽しんでいただけるように
たくさんの工夫をしています♡
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