心臓の悪い方
恐い話が苦手な方は
この先、読み進めないで下さい![]()
私の中の恐さ ★★★★☆
30代の頃、パチンコ店のコーヒーカウンターで働いていた私![]()
ある日、ホール内のお客さんの注文で
を運んでいた
「まゆみちゃん
」
名前を呼ばれ~びっくりして振り向くと
以前、魂だけが遊びに行ったという
ランちゃんがそこに立っていた![]()
(不思議な体験【お出かけ】は こちら から)
「ここで働いてたの
」
「うん
ランちゃんはパチンコ![]()
」
「私はしないんだけど~連れを探しに来たのよ
」
そう言ってランちゃんは店内を見回し・・・
「あっ
居た
」
そう言ってひとりの男性に手招きをする
男性はちょっと待て
と親しげにランちゃんに合図を送る
「今度ね、一緒に事業を始める相棒なのよ
駅の近くでカラオケ喫茶を始めるの![]()
私はブティックの方の仕事もあるから・・・
そっちの方を誰かに任せたいのよね![]()
まあ~私もときどきは入る様にはするんだけど
なかなか面接でも気に行った女の子がいないのよ![]()
![]()
誰か~知ってる子居ない
」
「そうねえ
みんな働いてるし・・・
」
「ああああ・・・居た
![]()
まゆみちゃん
あなた~来てくれない
」
「いやいや
ここは時給が良いから辞められない
」
「ここより、たくさん出すわ![]()
どう
」
「なら![]()
」
と言うことで・・・・あっさり転職
6人ほど座れるカウンターにボックス席が3つほどの
こじんまりとした店内には最新のカラオケ設備が整っている
「くぁ~歌いたい![]()
」
「お客さんが居ない時は自由に練習して良いわよ
」
メニューは飲み物のみ
楽勝
ヾ(@^▽^@)ノ
独身の頃、喫茶店でバイト経験もあり~
少し前にはスナックで働いていた事もある私は
接客には自信があった
飲み物1杯にカラオケ5曲付きで1000円
(高っ
)
そして、追加カラオケ1曲100円![]()
内心~『これならカラオケBOXの方が良いわ
』と思ったが
他人に聞いて欲しいのか
カラオケサークルのおばちゃんたちや
定年して時間を持て余している様なおじいちゃんたちが集まる
そんなある日、ひとりの白髪のおじいさんが来た
「いらっしゃいませ
」とお店のシステムを説明すると
「じゃあ~コーヒー
を下さい![]()
」
私はコーヒーを立てて席へ運んだ
「何か~1曲歌われませんか
」
「いや~わしは音痴でなあ![]()
人の歌を聞くのが好きなんですよ![]()
あなた何か歌ってくれませんか
」
「そうですか
じゃあ~何が良いかしら
」
『う~ん
この年代じゃ~演歌か![]()
』
私はスナック時代に評判が良かった【夜桜お七】を歌った



「お上手ですな![]()
」
「いえ・・・とんでもないです
お粗末さまでした![]()
」
「ここは~恵比寿様がおられますな

繁盛しますよ
」
そのおじいさんはしばらく他の人が歌うのを楽しそうに聞いて帰った
お客さんがひと段落した頃、ランちゃんが戻って来た
「調子はどう![]()
」
「まあ~ぼちぼちでんな
」
「最初はこんなもんよ![]()
![]()
あっ
そうそう、まゆみちゃん![]()
ここのお酒ちゃんと注ぎ足してね
」
ランちゃんは冷蔵庫の上のお猪口を指差す
「朝、ちゃんと注ぎましたよ
」
「すぐ無くなっちゃうんだから~ときどき見てね![]()
随分お酒が好きみたいだから
」
「えっ
誰が![]()
」
「うん・・・ここに住んでる人
(-^□^-)」
そう言ってランちゃんはお酒をお猪口いっぱいに注ぐ
「見ててごらん![]()
」
私はランちゃんに言われるまま、お猪口を見つめる![]()
え~( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
お猪口のお酒がどんどん減って行く
「これ、ひびが入ってるんじゃないの![]()
」
「回りを触ってごらん![]()
」
「こぼれてない![]()

蒸発したんじゃないかなぁ~![]()
」
「こんな短時間で![]()
」
「ありえないよね
」
「だから言ってるでしょ
誰かが飲んでるんだって![]()
」
「そう言えば~さっき来たおじいさんが『ここは恵比寿様が居る』って
」
「えっ
そんなこと言われたの
その通りよ![]()
![]()
まあ~恵比寿様じゃないけど・・・ここを守ってくれてる![]()
だから怖くはないわよ
」
ランちゃんはそう言って、また出掛けて行った![]()
「怖くない
」って言ったって・・・私は怖いわ![]()
きゃ~私をひとりにしないで~
