ひさしぶりのブログです。

 

今回はBluesky Advent Calendar 2023、3日目の記事になります。

 

さて、皆さん、Blueskyをご存知ですか? 2023年に入り急激にユーザ数が増え、現在200万人以上のユーザ数を誇る分散型SNSの1つです。ここ日本では、4月に入り一気に注目が集まり、X(旧Twitter)に代わるソーシャルメディアとして利用する人も増えてきました。

 

僕は2023年4月6日、会社の同僚に招待コードをもらって参加し、今に至ります。アカウントは@tomihisa.bsky.socialなのでよかったらフォローをお願いします。

 

 

本ブログでも「Social&Communication」というテーマの記事をいくつか書いたり、また、業務の関係でさまざまなSNSについて記事を書いたり、企画を立てるなど、SNS大好き人間です。比較するのは難しいですが、おそらく日本という括りの中では、国内外の各種SNSの中の人との距離は結構近いと思っていて(仕事のおかげも含め)、また、そこで作られ、継続しているソーシャルグラフが、自分にとってはすごく価値のあるものと感じているから、かれこれ20年以上、多くのSNSに参加し、また、mixi、Facebook、Twitter、Instagramなどは今もなお使い続けています。

 

ちなみに最初に参加したSNSは「Orkut」でした。

 

 

そんな自分が、Blueskyに何故ハマったのか、そして、2023年という先に挙げた現在も使用し続けているSNSと比較してまったく新しいSNSを、約8カ月使い続けているのかというのを、この機会に改めて考えてみることにしました。

 

  ①Twitterの代わりを探し始めていた

 

まずは、Blueskyに限らず、多くの人たちが2023年、新しいSNSを探し、参加し、コミュニケーションを増やしていたのではと思います。その理由が、Twitter(現X)に関して、オーナーであるイーロン・マスクの方針や考え、実際の仕様変更に対して、これは「Twitter(現X)に代わる何かを探さないとまずいのでは?」と考えたからでしょう。

 

かくいう自分もなんとなくTwitterに代わる何かがあればいいなーと思っていたところでの、Bluesky参加ができたのが、今の継続性に繋がっているように思います。

 

  ②偶然にも招待コードが入手できた

 

①の理由は参加したタイミングのことでしたが、そもそもそのタイミングでなぜ参加できたのか――これはもう、本当に偶然で会社の同僚から昼休みに「Blueskyのコードありますけど入ります?」と言われ、参加できたという、まさに運によるものでした。

 

  ③祭りのタイミングの熱量を目の当たりにした

 

そして、僕が参加した4月6日の前日、4月5日に「招待コード無限祭り」というBluesky内のイベントがありました。Blueskyは2023年12月3日現在も招待制となっていて、その招待コードは既存ユーザに配布されるもので、その数は有限でした。ところが、4月5日にBlueskyのアップデートが行われた際、プログラムのバグで招待コードが無限に配布される、というイベントが発生したのです。

 

その結果、ここ日本国内ですでにBlueskyに参加していたアーリーアダプターから、多くの招待者が生まれ、大きな熱量が生まれたのです。また、その直後の4月7日に、世界初のBluesky Meetupが日本の東京で開催されたというのも、そのタイミングでとくに日本国内で盛り上がりを見せた要因となりました。

 

僕自身が参加したタイミングで、こうしたさまざまなイベント・出来事が起き、その熱量をBlueskyのソーシャルグラフ経由で自分自身で体感できた、というのが、今の継続性に大きくつながっています。

 

ちなみにその盛り上がりとともに、業務の方ではgihyo.jpにて2本のBluesky記事を企画し、@syuiさん、 @mattnさんにご執筆いただいて掲載させていただくことができました。

 

 

 

企画立案から掲載まで5日というこのスピード感がもたらした熱量もまた、大きかったですね(ちょうど16年前に国内のTwitter盛り上がりのタイミングで記事掲載をできたときのことを思い出しました)。

 

  ④現在使用している他のSNSとは異なるソーシャルグラフが新鮮で楽しめている

 

①~③は、とくに参加から参加直後における、自分自身の雑感(感想)ではあるのですが、8ヵ月使い続けているという点で、最も大きな理由になるのが、自分のBlueskyソーシャルグラフ(スカイグラフと呼んでみます)の心地良さが挙げられます。

 

僕はSNSの価値=自分のソーシャルグラフって思っていて、当然、SNSのプラットフォーマによってはそれを強い強制力でコントロールされてしまうリスクもあるのですが、それでも、最初のスタートは自分自身で生み出せるもの(取捨選択して、好きなように発信し、会話し、閲覧し、コミュニケーションできる)と思っています。

 

だからSNSが楽しめるかどうか、というのは、プラットフォーマ云々というよりは、自分自身のSNSでの立ち位置や立ち振舞とそこにいる他のユーザの方たちとの距離感次第じゃないかなと思います(ので、Twitter(現X)に関しては、イーロン・マスクの方針には賛同できませんが、結果として自分で使用頻度を下げるという選択肢が取れているので、気にしていない部分もあります)。

 

話がそれましたが、Blueskyに参加し、4月、5月と時間が経つにつれ、スカイグラフの心地良さがほど良い感じで平準化し、また、良い程度の刺激があることで、今もなお使い続けられています。

 

上記でプラットフォーマ云々はと書きましたが、強いて言えば、ユーザとの接点となるクライアントアプリの存在は大きいと思っていて、僕が今使っているWeb UIおよびiOS公式アプリは、自分にとっては使いやすいというのも大きいです。

 

そして、このスカイグラフのお陰で、これまで参加してきた各種SNSとはまったく違うソーシャルグラフが生まれており、実際、Blueskyでつながった方のほとんどとリアルであったことがなく(僕は古参SNSユーザでもあるので、どのSNSでもそれなりにリアルでつながっている人がほとんどになりました)、その、顔がわからない、さらに令和の今だとハンドルネームで身分がまったくわからないBlueskyフレンドの皆さんとコミュニケーションできている点が、新鮮でもあり、とても嬉しく思います。

 

  ■おまけ

 

以上、つらつらと自分がBlueskyを使い始めたきっかけとともに、8ヵ月経った今もなお使い続けている理由を言語化することで、自分なりのBluesky雑感をまとめてみました。

 

最後におまけです。

 

Blueskyに参加した結果、初めて同人誌制作に直接関わることができました。

 

 

これも、Blueskyのタイムラインでの@shino3さんがポストした執筆者募集にリプライしたことからできた体験で、こういう新しい刺激と経験は何歳になっても楽しいですし、これからも大切にしていきたいですね。

 

そして、Blueskyに参加し続けることで増えていったら嬉しいです。

 

さらにこの書籍に参加した結果、初めてBlueskyつながりの方(@shino3さん、@kojiraさん)とリアルでお会いすることができました。ありがとうございました!

 

この写真は@kojiraさんに撮っていただいたものです。

 

 

本記事はBluesky Advent Calendar 2023、3日目の記事になります。