2022年の1月も残すところあとちょっと。1月最後のエントリは、2021年に読んだ本の振り返りです。
前回(2020年)のブックレビューはこちら↓
■2021年に読んだ本(25冊)
さて、2021年、コロナ禍半分、10月以降はけっこう外に出る機会も増えたこともあり、結局あまり本を読まず、初見となった本は25冊(うち2冊は上下巻)。
ぎりぎり月2冊というペースでした。通勤時間がなくなるとやっぱり本は読まなくなりますね~
『トッカイ 不良債権特別回収部』
『それでも、陽は昇る』
『そして、星の輝く夜がくる』
『熱風団地』
『炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17』
『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16』
『当確師 十二歳の革命』
『プリンス』
『新・エリート教育 混沌を生き抜くためにつかみたい力とは?』
『血の代償 オッドアイ』
『紺碧の死闘 傭兵代理店・改』 紙
『神域』上・下
『ヘルメースの審判』
『幹事のアッコちゃん』
『人工知能が「生命」になるとき』
『黒潮源流シーカヤック遍路旅 ─八幡暁、かくのたまふ─』 紙
『魂の発電所 負けねど 福島 オレたちの再エネ十年物語』
『怒濤の砂漠 傭兵代理店・改』
『餃子のおんがえし』
『現代思想』(コロナ時代の大学:2020年10月号) 紙
『食王』
『オンライン・ファースト コロナ禍で進展した情報社会を元に戻さないために』 紙
『院内刑事 ザ・パンデミック』
『世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵』
まずは内訳。
紙…4冊
電子…21冊(1タイトルは上下巻)
2020年は紙3冊、電子26冊(1つはオーディオブック)だったので、若干、電子化率が下がりました(89%→84%)。ただ、あえて紙にしたというわけではなく、読もうと思ったタイミングで紙しかなかった、というのがすべてで、その後、電子版(Kindle版)などが出たりしたものもあって、早く、日本国内、紙・電子の同時発売化が浸透するといいなー、と思っています。
■マイベストは『餃子のおんがえし』
2021年のマイベストは『餃子のおんがえし』です。
ここ数年、自分の興味としてはクライムもの(ヤクザ、スパイ)、ノンフィクション、その他、自分自身の知識吸収、とくにテック系といったものに寄っている中、2021年はもう1つの趣味である食道楽に関する書籍からのセレクト。
食の書籍の中から、この『餃子のおんがえし』、とても読みやすく、そして、自分の好きな食べ物の1つ、餃子にフォーカスを当てたエッセイで、2021年最も印象に残った作品だったので、マイベストとして選ばせていただいた次第です。
著者のじろまるいずみさんの経験をもとにしたストーリー、さらに、そのストーリーとともに各章の終わりにちょっとしたレシピが書かれていて、読む楽しさに加えて、料理へのいざないがあるあたり、とてもユニークで気に入っています。
ネタバレしちゃうので少しだけ取り上げると、レシピに出ていた、くずし餃子的肉そぼろ、あれはアリですね :-)
あと、もしまだ開催されているのであればいつか餃子ワークショップに参加したいです。
■コロナ禍だからこそ読んで良かった『オンライン・ファースト コロナ禍で進展した情報社会を元に戻さないために』
ベスト以外の本も2冊ほど紹介します。
まずはこちら。
この、コロナ禍での、とくに日常社会に関する現在進行系の内容が書かれた書籍です。2021年1月末の今読むと少し古い内容にもなっているのですが、何が大事かというと、コロナ禍という前代未聞の状況の中、日常社会がどう対応したのか、はたまた、あたふたしたのかが、最大公約数の目線で描かれており、意思決定の難しさと、1つのアンカーとなる内容がいくつも盛り込まれていて、まだ、この先、デジタル・オンライン社会にシフトしようか、あるいは、コロナ前の物理を前提にした社会に戻ろうか、悩んでいる人であれば、ぜひ読んでもらいたい本。
僕自身、これは、しばらくの間、年に1回は読み直したいです。
ちなみにこんな感じでポストイットを残していて、これが、時間が経つにつれてどういう印象になるのか、もしかしたら、2回目、3回目にはまったく印象に残らなかったり、別の部分に印がついたりするかも、と、考えられる、そんな内容と構成です。
余談ですが、電子派の自分がなぜ紙版を買ったか――ポストイットを残したかったからではなく、読もうと思ったときには紙版しかなく、読み終えてからKindle版が出たからですw このあたりも、ぜひオンライン・ファーストな社会になってくれることを願います。紙版を出すときは電子版も同時に、なんなら電子版も先に!>出版関係者の皆さん :-)
■八幡さんの顔と行動が思い浮かぶ、
『黒潮源流シーカヤック遍路旅 ─八幡暁、かくのたまふ─』
2016年のとあるITビジネスコンテストの審査員でご一緒した八幡さんの遍路旅をまとめた書籍です。
執筆者は、八幡さんとともに何回かに分けて黒潮源流の遍路旅を同行した山岡教授。ご自身の経験をまとめたものになっています。
八幡さんとはイベントで1回、その後、逗子で行われた子ども向けの集まりでご一緒しただけで、あとはネットで何度かやりとりしただけではあるのですが、とても魅力的かつ経験談の面白さに惹き込まれ、今でもたまにメッセをさせていただいております。
コロナ禍ではありますが、落ち着いたらぜひ石垣島に行って、海の前で八幡さんとまたいろいろとお話したいです。
以上、2021年に読んだ初見の本の振り返りです。2022年はもっと読みたいと思いつつ、1ヵ月経って、読了したのは1冊。あとは数冊並行して読み進めている状態。2、3月は有給休暇などもうまく使って、一気読みの時間を作って、読書ペースを上げていこう。
<参考>
2021年
4:紙
21:電子(Kindle)
2020年
3:紙
25:電子(Kindle)
1:オーディオブック
2019年
7:紙
25:電子(Kindle)
2018年
6:紙
36:電子(Kindle)
2017年
9:紙
23:電子(Kindle)
1:電子(honto)
2016年
9:紙
13:電子(Kindle)
2:電子(honto)
2015年
8:紙
23:電子(Kindle)
2:電子(honto)
2014年:
6:紙(分冊を入れると7)
18:電子(Kindleのみ)
2013年:
15:紙
12:電子(BookLive!)
1:電子(Kindle)