2020年もあと1週間。そして、今日12月24日はクリスマス・イブですね。

 

例年であれば、街はクリスマスカラー一色、そして、華やかにたくさんの人たちが思い思いの夜を過ごすと思います。そして、レストランで最高の食事を楽しむ方、家で家族と過ごしクリスマスディナーの食卓を囲む方、自分だけの夜を独占して最高のご飯を食べる方などなど、一人ひとりの「クリスマスの食事」があるかと思います。

 

ですが。

 

2020年、この日本では、東京を筆頭に、多くの地域で不要不急の外出は控え、できる限り、身近の方たちとの接触のみで、まずはこの1年のある意味主役となった新型コロナウィルスを、2021年は引退させるべく、大事な時間を過ごす状況となりました。

 

あ、前置きが長くなりましたが、この記事は、鍋 Advent Calnedar 2020、24日目の記事です。

 

Advent Calendar 2020
https://adventar.org/calendars/5286

 

で、家で過ごすとなると、当然家ごはんが増えるわけです。そこで、今回はクリスマスの鍋、とくに、クリスマスの家鍋について考えてみることにしました。

 

■クリスマスのレシピ

まず、そもそもクリスマス・イブ、クリスマスに食べる料理ってなんなのでしょうか? Google先生に聞いてみました。

 

 

「クリスマス」「レシピ」の2つのキーワードで検索。

 

 

広告なども出てくるので、とりあえず、パッと視覚的にわかるように画像検索結果に切り替えます。

 

 

SNS時代、インスタ時代、まっさかりということで、見た目からして華やかな料理の写真が出てきました。これだけだと具体的なクリスマスレシピの定義がわかりづらいですが、視覚的な要素として

  • ツリー

あたりが共通項として考えられそうです。

 

もう1つ、鍋、つつこ。的にもお世話になっている、鍋キューブの開発元、味の素さんのサイトのクリスマスレシピサイトを見てみました。

 

 

こちらも華やか。たとえば、メインディッシュの写真はこんな感じです。

 

 

メインディッシュということで、ビーフを中心に肉をがっつり食べられる料理が並んでいますね。

 

■今回考えた馮式クリスマス家鍋

さて、そんなこんなでGoogle検索から、色々と調べ、僕自身で考えたクリスマス鍋、まず、定義としては、

  • クリスマスカラー(赤と緑)の見た目
  • クリスマスに食べる食材
  • 寒い冬に身体が温まるもの

という条件を設定してみました。

 

そして、用意した食材はこちら。

 

 

1つ1つ説明しましょう。

 

まず、味の基本、ベースとなるのはイチビキさんの赤から鍋スティック。

 

 

 

食材は以下のとおり。

  • 鶏肉(手羽元)
  • 春菊
  • 白舞茸
  • 絹厚揚

簡単に説明します。

 

まず、クリスマスカラーとして定義した赤と緑。これは、ベースの赤から鍋スティック、そして、春菊で実装します。

 

次にクリスマスに食べる食材。メインに配置したのは鶏肉(手羽元)です。いろいろと悩んだのですが、個人的にクリスマスに食べるものと言ってパッと思いついたのがチキンだったので。そして、手羽元だと、なんとなくクリスマスチキンっぽい雰囲気が出るかなという理由です。

 

その他の食材については、春菊は色味に加えて、冬が旬の野菜であること、さらに白舞茸、これはクリスマスシーズン、冬を表す雪をイメージ、そして、絹厚揚、これは味というよりは見た目から選んだものです。そう、クリスマスに欠かせないもの、クリスマスプレゼント。そのクリスマスプレゼントボックスをイメージしてみました。

 

3つ目の定義、身体が温まるというのは、鍋であれば必要十分ですが、今回は赤から鍋なので、さらにホットに。

 

以上の、クリスマス鍋定義を実現する食材で出来上がる鍋がこちら。

 

 

煮込み前です。まだ、赤要素が少ないですね。

 

 

グツグツ煮込み始め、徐々に赤く。

 

 

完成!ですが、ちょっと春菊の色味が黒っぽくなってしまったので、ここに改めて赤と緑の要素+体を温める要素として、薬味の九条ネギ、唐辛子の輪切り、一味を追加して、完成!

 

 

これが、今回、僕が考えてみたクリスマス鍋です。どうですか?

 

角度を変えて。

 

 

見た目は整いましたが、味はどうでしょう?

 

まず、赤から鍋はもう説明不要ですが、この辛さで煮込んだ手羽元、煮込み時間が長ければ長いほど、味が染み込み、そして、骨からホロッと取れ、美味しいチキンが食べられます。

 

そして、個人的にヒットだったのが春菊。春菊はかなりクセがある野菜なので、すき焼きぐらい、甘辛な濃い味付けは別として、通常の和風な出汁の場合、味を壊す危険性があります。しかし、今回の鍋では赤からに負けず、それでいてぶつからず、良い味のバトルが楽しめます。そう、本場のカムジャタンのような感じでしょうか(韓国で食べたことはないのですがw)。

 

そして、白舞茸は赤辛にやられるかなぁと思いつつも、あの触感と最後の風味がしっかり残っています。

 

プレゼントボックスをイメージした厚揚げは、まさに、この鍋のプレゼント。最後に、しみしみした厚揚げをハフハフ食べれば、まさに味のクリスマスプレゼント!

 

今回は実験的に1人鍋を使って試してみたのですが、本当にかなり美味いです。そして、かなり身体が温まります。寒い冬に、1人でも2人でも4人でも、鍋のサイズを変えて、思い思いの形でぜひ試してみてください。

 

 
 

 

ちなみに、今回使った鍋の色味が飴釉。これはクリスマスツリーの、木の部分を意識しています。

 

以上、クリスマスの鍋について考え、そして、食材を選び、作ってみました。いかがでしたでしょうか? もともとはキリスト教の行事として用意されているクリスマス。そこに日本の郷土料理である鍋を合わせ、ワールドワイド、グローバルなものとして考えてみるのもまた楽しいものです。

 

そして、今年はとくに #StayHome な状況が多いので、家の食事を楽しむことで、非日常をまた違った形で楽しめるのではと思います。

 

さて、いよいよ明日は12月25日、6回目となる鍋 Advent Calendarが完成する日です。お楽しみに!

 

Advent Calendar 2020
https://adventar.org/calendars/5286