早いもので8月もあと2日、9月がやってきます。2020年の夏は、梅雨明け後、暑い日が続き、それでもあまり外にはでかけず、あっという間に過ぎてしまった、そんな感じです。

 

そして、まもなく秋が来て、冬に向かいます。ということで、鍋の季節がやってきますね。

 

新型コロナウィルスの影響で、外食での鍋、そして、僕たちの鍋、つつこ。の活動もどうなるのかわかりませんが、さまざまなお店で、ニューノーマルに向けた決断と発表が行われています。

 

今回紹介する、豚組しゃぶ庵さんもその1つ。

 

こちらのオーナーの仁さんのブログで6月末に発表されたように、豚しゃぶの銘店、豚組しゃぶ庵の閉店が決まりました。

 

 

豚組しゃぶ庵さんと言えば、開店後から何度もお邪魔し、また、緊急事態宣言中には #StayHome グルメとして、その味を家で楽しませてもらいました。

 

 

前置きが長くなりましたが、豚組しゃぶ庵の閉店に伴い、クラウドファンディングが始まり、僕も一ファンとして応援したリターンが、今週末届きました。

 

 

ということで、約4ヵ月ぶりに、あの味を家で楽しんだので、その様子をお届けします。

 

まず、届いたのがこちら。

 

 

すごい!豚組のロゴ入りの箱でパッケージされ、配送も(おそらく)専用の配達員の方によるもの(名札などは付いておらず、手渡しで豚組さん名義の担当が届けてくれました)。

 

箱を開けた瞬間。すごい整ってる!

 

 

中身はこのようになっていました。

 

 

ご覧のように、肉はきちんと専用の梱包がされ、また、野菜、豚組の最大の特徴でもある出汁とたれもしっかりときれいに分けられています。また、説明に関するリーフレット(6枚)もコート紙、さらに、リターンのもう1つの品、豚組ピンバッジは仁さんからのメッセージカードとともに。

 

参考までに、4月のときはこのようなパッケージング。マニュアルも手作りな感じでした。

 

 

このように、まず、前回を体験した身としては、到着して箱を開けた瞬間に、「おぉ」と驚く、アップデートでした。

 

そして、個人的にすごいなぁと思ったのがリーフレット。まずは、6枚の写真をどうぞ。

 

 

豚組しゃぶ庵のブランドビジュアル(1枚)、さらに、食べ方説明書(2枚)、タレの説明(1枚)、肉の説明(1枚)。ここまでの5枚、もちろん、作り込みやデザインがいいなぁと思うのですが、それはお取り寄せとしての最高品質。

 

さらに。驚いたのが最後の1枚。こちらです。

 

 

なんと、最後の1枚は、豚組の世界観を家でも体験、というアプローチで、豚組しゃぶ庵の味・雰囲気に合う音楽をセレクトした、Spotifyのリストを用意した1枚が。これは驚き。確かに、食事と音楽の組み合わせ大事ですね。こういう小工夫、さすがです。

 

ということで、まず、そのパッケージそのもののアップデートに驚きました。あとは、もちろん実食。

 

 

まずは、特製の出汁を水で割って、約80℃の出汁でしゃぶしゃぶさせます。

 

 

僕は豚組に行くと、ほぼこのつけだれ一択の、胡麻だれ+特製ラー油。

 

 

それとともに、松阪ポークと総州三元豚 白王、それぞれの2種類の部位を満喫しました。

 

 

それから、今回はお取り寄せメニューに、日頃の野菜不足解消も兼ねてw、追い野菜で白菜と水菜をも追加しました。

 

ちなみに、野菜は塩ダレで食べると、甘みが際立ってめっちゃ美味くてたくさん食べられます。

 

 

個人的に、この塩だれ、けっこう余りがちだと思うんですが、野菜炒めの仕上げの味付けにぴったりな気がします。今度、これで野菜炒め作ろう。

 

 

あとは途中、つけだれを変えたり、調味料を使って、いろいろな味を楽しめるのが、この豚組のしゃぶしゃぶの醍醐味です。

 

 

肉と野菜をたっぷり堪能した最後は。もちろん、〆の麺ですね。説明書の通り、出汁スープをきれいにして、とんこつスープのたれを、そのだしスープで割って、受け手となるスープは完成。

 

 

 

そして、あとは麺を茹でます。

 

 

スープに麺を付けて、〆の特製とんこつラーメンをいただきます!

 

 

いやー、今回も家豚組、美味かった!

 

それにしても、豚組しゃぶ庵がこの10月末で閉店してしまうとは……と残念に思っていたら。

 

 
一昨日の8月28日、仁さんのブログにて、閉店の1年延期と豚組しゃぶ庵βに関する発表がありました。
 
ブログによれば、閉店を発表した6月29日からの約2ヵ月、外食産業・店舗の在り方などについて、検討されたそうで、
「現店舗は予定通り一旦クローズした上で、豚組オンラインや新型コロナを前提に店舗のあり方を根本から再構築してリニューアル、一年間の期間限定で実験店舗として営業を再開する」
という、今現在の結論に至ったそうです(詳しくは上記エントリをぜひお読みください)。
 
僕は店舗経営も外食産業にも携わったことがないので運営についてはまったくわからないですが、豚組しゃぶ庵ファンとしては、閉店が延期になったことはとても嬉しいです(さらに、米国在住の友人も残念がっていた中で、延期されるということは、今の新型コロナウィルスの状況次第で、日本への帰国ができる可能性が(時間的な意味で)高まり、もう一回訪れるチャンスが増えたわけですし)。
 
さらに、これは気持ちとして嬉しいのですがw、リターンの豚組ピンバッジ特典である、店舗での利用料金10%オフ権も2021年末まで延長されるとのこと(Facebook経由で仁さんに教えていただきました)。わーい :-)
 
ということで、今回はまず、再び家で豚組しゃぶ庵の味を楽しめたこと、そして、前回から比較して、食べる側への驚きのアップデート、さらに、店舗に関しての閉店延期というファンとして嬉しいお知らせなどなど、また、豚組しゃぶ庵へ行きたい気持ちが高まりました。
 
 
■ニューノーマルな鍋のつつき方とは?
最後にちょっとだけ。
 
個人的に鍋ブログ「鍋、つつこ。」を運営していることもあり、今の状況下において、今後、外でたくさんの人たちと、美味しく楽しく鍋をつつけるのかどうか、というのはとても気がかりです。
 
日本には同じ釜の飯を食うという言葉と同じように、同じ鍋をつつく、という体験がずっと根付いてきました。新型コロナウィルスは、この代々続いてきた食体験を正面から壊すぐらいのインパクトがあります。そして、まだ、そのインパクトを覆せる状況ではないです。
 
でも、医学的なアプローチでの解決とともに、お店側のさまざまな工夫と、食べる側の自分たちの心構えでもし何か解決できることがあるなら、みんなで解決していきたいですね。余談ですが、鍋に関して言えば、何度かオンライン鍋を試していて、なかなかハードルは高いものの、あの「一体感」に関してはネットを通じて醸成できたと思うので、あとは味の一体感の出し方でしょうか。
 
話を戻して。この先また、再び、「みんなで鍋をつつく」という体験が気兼ねなくできる日が来ることを、今度はニューノーマルな形でできる日が来ることを願っています。
 
ということで、時期を見て、ぜひ豚組しゃぶ庵にお邪魔しますので(そういえば鍋、つつこ。メンバーでまだ行っていないので行かなきゃ)、よろしくお願いいたします🐽