前回のエントリに続いて、前半戦の振り返りをしてみます。

 

まずは、セ・パ両リーグのオールスター前の順位表から。

 

まずはパ・リーグの前半戦から。

 

個人的に、今年は東北楽天が行けるんじゃないか、しかも、ソフトバンクは怪我人続出だし、交流戦前までは東北楽天が2位に1.5ゲーム差の首位、交流戦も10勝8敗と勝ち越して、交流戦優勝のソフトバンクとゲーム差ナシの2位、これから則本が帰ってくる、という状況だったので、いい感じかと思いきや……まさかの10連敗。

 

一方のソフトバンクは、交流戦優勝の勢いそのままに、オールスター前までに8連勝を含む10勝2敗で乗り切り、他チームが足踏みする中、2位と7ゲーム差のダントツ首位。まだ、柳田や中村晃が戻ってきていない中で、これは本当にすごいな。エース千賀に加えて、高橋礼、大竹の若手に和田の復活、さらに、リリーフ陣ではややバテ気味だったルーキー甲斐野が復活してきたのも大きい。打つ方でも、ベテラン松田が引っ張りながら、あまり目立たないけどグラシアルが柳田の分まで打っているのがすごい。

 

その他のチームでいうと、西武の打撃陣は山川が打ち始めれば、今年もまた山賊打線で盛り上げてくれそう。それから、内海が復帰したら、ぜひメットライフドームに行って観たいね。

 

あと、僕の順位予想では5位だったオリックスが、今は最下位だけど2位日本ハムと4ゲーム差、ここには覚醒したエース山本由伸に榊原、山岡、田嶋と若手ピッチャーが揃っていて、さらに、打つ方でも新人王候補に出てきた中川など、若い力がどんどん出てきているので、優勝は無理でも、CS争いの台風の目になると思っています。

 

現状、ソフトバンクが頭1つ抜きん出ているものの、今年は両リーグとも大型連勝・大型連敗があるので、7月の残り2週間次第でまだまだわからなそう。

 

さて、セ・リーグ。こちらはパ・リーグ以上に、首位の巨人(良い響きだw)が頭1つ抜け出ました。その要因は交流戦で、巨人、DeNAが買ったことに対して、交流戦前に首位だった広島、2位だった阪神がそれぞれ5勝12敗1分の最下位、6勝10敗2分の10位と脱落したこと。加えて、とくに広島は交流戦の悪い流れを断ち切れず、連敗してしまっているあたりで、巨人とは差がついたように思います。

 

ので、巨人だけの実力というよりは、組み合わせの妙と他チームの状況で9.5ゲーム差まで開いている状況ではありますが、やはり、交流戦さらに、その後のオールスター前の11連戦で10勝1敗で勝ち続けた、巨人のチーム力の素晴らしさが大きいです。

 

ということで、巨人の前半戦振り返り。

 

まず、打線に関して言えば、開幕1番だった吉川のメドが今もまったく立たない中、ベテラン亀井が尻上がりに調子を上げてくれて、今では、坂本・丸につなげるリードオフマンとして、令和巨人のトップバッターとして活躍してくれています。

 

そして、やはり大きいのはFA戦士丸。オールスター前までで、.316、16HR、49打点、8盗塁、OPS.940と、前評判どおり、いや、それ以上の活躍で、巨人の核となってくれています。これまで孤軍奮闘気味だったキャプテン坂本が、交流戦で絶不調でも勝てたのは、丸の存在が本当に大きい。

 

さらに、交流戦で盛り返しつつ、その後の11試合でちょっと不調気味の岡本、こちらも、丸の影響によってまだまだ上がり目があると信じています(丸はピッチャーに球数投げさせるのが得意だし、しっかり調べて次に情報を渡しているし)。

 

その他、打線に関しては、阿部が後ろにいる安心感に加えて、今年は、吉川尚輝離脱後の、山本、若林の台頭、さらに、ランナー&バントの実力として増田大、亀井の影に隠れているけど、台湾の至宝陽岱鋼、捕手ローテーション制による安定感などなど、打線に関しては、ここ数年、おそらく第2次原政権の2012年以来の充実ぶりな気がしています。

 

去年の主力の2人、坂本と岡本。

 

坂本に関しては、疲労とともに波があるものの、今が最盛期と言わんばかりの活躍。通算ヒット数も1,808本、2,000本までカウントダウンが始まりつつあります。そして、今年はホームランと打点。このまま巨人ショートとして初のホームラン王を目指してもらいたい!(三冠王も!)

 

岡本はニュース記事ではいろいろ言われているものの、巨人の勝ち試合(このあと書いている中日戦然り)、大事なところでヒットやホームランを打ってくれています。直接的に決めていないことと、4番ということで叩かれやすいものの、今年は、坂本、丸との組み合わせで巨人の勝利に貢献していると、個人的に思っています。数字的なところでは、まずは30ホームラン90打点を目指して、頑張ってくれ!あと怪我をしないように。

 

投手陣に関しては、エース菅野が(本人への期待値からすると)絶不調でも、8勝4敗と4つの貯金、そして、ここ数年の菅野ばりに活躍しているのが、3/4月、6月の月間MVPを受賞し、現在、9勝2敗、防御率2.01で堂々のピッチングを見せてくれている山口俊、さらに、交流戦でローテ再編後、安定感を見せ始めてくれた今村、その投げっぷりから後半戦開幕投手に選ばれた桜井と4人がしっかりと投げてくれていて、交流戦以降、ちょっとバテているCCメルセデスも、交流戦前の中日戦で復調気味なので、これで5本はしっかり揃った感じ。

 

原さんは今、中5日戦略で進めているので、+1はトライアル枠ではあるものの、後半戦はこういうローテでいけば大型連敗なく、しっかりと試合を作ってくれそうだ。

 

奇数カード:桜井、山口、メルセデス

偶数カード:菅野、今村、+1

 

+1枠には、個人的にはルーキー高橋君に頑張ってもらいたいところ。個人的に田口君もいいんだけど、今年は、このあと書く、リリーフ陣の1角を担っていってほしい。それから東北楽天からトレードで移籍してきた古川がどこまで投げるのかも楽しみ。

 

で、リリーフ陣。今年はとにかく中川皓太が出てきてくれたこと、これが、今のジャイアンツの状況を支えてくれている要因ですね。個人的に丸と匹敵するぐらい、ここまでの巨人のMVPです。

 

さらに病気&怪我から復帰のマシソン、交流戦後の再編でリリーフを任されている大竹寛ちゃんに田口君、さらに新戦力のデラロサと、ようやく7、8、9回の投手の顔ぶれが見えてきた。

 

本来なら、澤村や鍬原にもがんばってほしいんだけど、この2人、ストライクが入らないときは本当にダメで。その点では、日本ハムから移籍してきた鍵谷はポンポン投げてくれるので、ちょっと期待。

 

ということで、今日からいよいよ後半戦。今の順位やゲーム差、他チームの状況はまだまだ気にせず、1つ1つ積み重ねを。とにかく勝利に向けて。

 

そして、各選手とも怪我なく、目指す先として、まずは巨人は5年ぶりのセ界制覇に向けて頑張ってくれー!!!

 

今年はまだまだ球場にも足を運ぶよ!

 

■2019年観戦記その4

 

6試合目

○ 巨人 7x - 6 中日(2019年7月3日@東京ドーム)

 

この試合、本当にアツくて、そして、巨人ファン冥利に尽きる1試合でした。

 

 

この日の先発はローテの一角に入ってきた桜井。この投げ方、勢いがあっていいね!

 

 

プレイボール後、この試合、とにかく点を取っては取られの繰り返し。

 

初回、平田のツーベース、送りバントで2アウトまで行ったもののビシエドに先制タイムリーを打たれました。でも、その裏にすぐ、亀井のヒットから、丸がつないで大城の逆転タイムリーで2-1。

 

2回はまた中日に、しかも、ピッチャー吉見に打たれて繋がれたあとに平田の内野安打で、強打に逆転ヒットを打たれる悪い流れ。それでも、その裏すぐ、同じく、桜井がフィルダースチョイスでつないだあとに亀井の逆転タイムリーで4-3。

 

その後、桜井は3回で降板したものの、鍬原、澤村が抑え、6回を終えて4-3。

 

ここから勝利の方程式、のはずが、7回の大竹寛ちゃん、この日はシュートのキレがやや弱く、スクイズで同点、大島勝ち越しタイムリーで、この試合3度目のリードを許しました。

 

でも、まだまだ巨人がすごくて、7回裏、鈴木博から岡本のヒットを皮切りに、代打阿部の同点タイムリー、亀井の勝ち越しヒットと、これまた3度目の逆転。6-5。

 

8回は田口君が三者凡退で抑えて、9回巨人の新守護神・中川で決まり!と思いきや、木下に同点ホームランを打たれて、6-6。

 

そして、9回。この二人が魅せてくれました。

 

 

 

そう、若林と増田大です。

 

若林がフォアボールで出たあと、すぐさま盗塁、そして、増田大が改めてロドリゲスの内角の難しい速球をしっかりと打球を殺して犠打……のところが、相手チームの失策を誘い、そのまま、若林がホームを駆け抜けて、サヨナラ勝ち!この試合4度目の勝ち越しが、勝利の1点となりました!

 

 

 

いやー、このときは本当に球場が揺れて、最高だった!しかも若手2人の活躍、嬉しいねぇ。

 

ヒーローはもちろんこの2人。

 

若林。

 

 

そして、増田大輝。

 

 

これからもまだまだこの2人のヒロイン、観たいね!

 

 

それから、今年買った、2019バージョンの選手ユニタイプシャツ。8番丸。

 

 

このシャツを買った5/31の中日戦、6/19のオリックス戦とこれを着ての勝ち星がなかったジンクスを払拭できた!これからもこのシャツを着て巨人の勝ち試合をたくさん観るぞー!(観たい!w)

 

この日は、復帰が待たれる吉川尚輝プロデュースのハンバーガーを食べました。うん、うまい。尚輝、待ってるぞ!

 

 

それと、この、東京ドーム限定の明太焼き鳥、これ、めっちゃ美味かった。また食べよう。

 

 

こうして、前半戦の巨人観戦は終了。今年は今のところ6試合。観戦成績は、4勝2敗です。もっともっと目の前で勝ち試合を観たいね!

 

レッツゴー、ジャイアンツ!!!

 

 

 

 

おまけ。オールスターの一コマをジャイアンツ公式インスタアカウントから。

 

 

良い写真だ。

 

そして、こちらは、今の侍ジャパンの主力たち。この並びの打撃陣、やばいね。