このタイトルのブログを書くのは今年で8回目。

 

2011年のこの日以来、自分の中で、毎年、震災のこと、そして、その後の出来事、あたりまえの生活への意識が最も高くなる日です。

 

今年は、3.11が月曜日、週のはじめ。朝からニュースや情報番組では、8年前の今日の様子、とくに、被災された東北・北関東の様子を取り上げているところが多くあり、また、新聞やネットニュースには、実際に被災された方、また、東北にゆかりのある著名人の言葉がたくさん並んでいます。僕も、朝起きてからわずか数時間のあいだにけっこうなボリュームの情報に触れました。

 

さて、今年もまた3.11を起点にした本を読みました。こちらの本は、絵本編集者の方が、3.11を契機につながりのある絵本作家の皆さんに執筆を依頼してまとめたというもの。3.11の様子であったり、今の様子、また、3.11で感じたことなど、各作家さんがそれぞれの目線で書いています。本を読みながら、自分はどうだったけな、なんて思ったり、また、今の自分の内省をしながら読み終えました。

 

 

 

3.11以降、2016年の熊本地震、また、昨年2018年は、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震と、日本各地での大地震は続いており、また、地震以外の、豪雨・台風や豪雪などが起きています。ここ日本に住んでいる以上、自然災害とは離れられない宿命があるのかもしれないです。幸いにして、僕が今住んでいる東京では、自分がこれまで暮らしている間に、そこまで大きな被害のものはなかったですが。

 

そのような中、多くのメディアや友人・知人なども言っているように、風化させないことだけは、これからも続けていきたいと思います。その意味では、また、今年も東北各所、どこかへ訪問したいです。そして、現地の様子に少しでも触れられたら嬉しいです。

 

また、自分ごととして、災害と向き合うこと、非常時に対する自分の意識を、軸足をぶらさずにアップデートしていきたいなと、3.11を迎えるたびに思います。そして、自分自身が持っておきたい心構えも、改めて引き締め直して。5年前に乗った「語り部タクシー」の運転手さんの言葉を忘れず、わずかでも余裕を持って、周りを見渡せる日常になるように。

 

8年経ち、復興途中の地域、また、復興そのものが難しい場所があるのかもしれません。当時の日常は取り戻せないとしても、あたりまえの生活が戻りますように。そして、これからもあたりまえの暮らしができますように。