今回の旅の4日目、ロシア観光の最終日です。

 

今日は朝からあいにくの雨、そして、気温は朝8℃、日中も12℃程度と、かなりの冷え込み。東京を出てくるときが30℃近かったことを考えると、本当に北の国に来ていることを実感した日となりました。とにかく寒かった!

 

 

服装も厚手のセーターの上に登山用パーカーと完全防備でいざ観光へ。

 

今日は月曜日なので、ウイークデイということもあり、サンクトペテルブルグ市街地はビジネスマン・OLのような方たちがたくさん歩いていました。そして、皆、かなり着込んでいる様子。やっぱり寒いね。

 

 

 

そうそう、ロシアは原則、どんなところでも右側通行。なので歩道もなるべく右側。ここの横断歩道はきちんと進路方向が書かれていました。

 

 

まずはサンクトペテルブルグ市街地から、トロイツキー橋を歩いてネヴァ川を渡り、ペトロパブロフスク要塞へ。

 

 

対岸に渡り、さらに要塞に向かう前に、先日のクレイジージャーニーの佐藤さんが訪問していたクンストカメラがあったので、まずはそちらへ。今回はまだ開館前で、そもそも時間がなかったので外から建物のみを見学して。

 

 

そこを通過して、橋を渡るとペトロパブロフスク要塞に上陸できます。

 

 

当時はこの橋を挟んでさまざまな戦いやドラマがあったんだろうなぁ。

 

そして、上陸して少し歩くと、要塞の中心的な建物、首座使徒ペトル・パウェル大聖堂があります。

 

広場から大聖堂を見上げたところ。今回のブログで紹介するところは、思わずため息が出てしまうぐらい、本当にすべて圧巻の建物ばかりです。

 

 

この曇天がまた、ロシアっぽい雰囲気だなとも思ったり(主観です)。

 

こちらの大聖堂も入場料(600ルーブル/1人)を払うと見学できます。ので、もちろん見学しました。

 

入口をくぐると、まずはこの、またまた圧巻の眺め。天井の黄緑がかった光の加減、こちらは加工無しでiPhone Xで撮ったもの。なんでこんな色味が出るんだろう?

 

 

さて、ここは、ピョートル大帝を筆頭に、エカテリーナ二世、ニコライ二世など、ロシアの君主・皇后のほとんどが埋葬されている聖堂で、荘厳な造りの建築物に、たくさんの棺があるという、不思議な場所でした。

 

 

あと、入口にこんな猫が。みんな写真を撮っていました。大聖堂の門番かな?

 

 

大聖堂内をじっくり観たあとは、要塞の中を散策。

 

戦車まで。実際に使われていたものなのだろうか。

 

 

 

それから城壁上部には今、観光用として要塞の外側を眺められる遊歩道があったので、そちらにも。300ルーブル取られますが、払う価値ありです。

 

 

さらにサンクトペテルブルグ方面の眺め。右側にエルミタージュ美術館が観え、橋から街並みを見渡せます。戦いがあったときはここから監視していたのかな、と思うと、平和な世の中になって良かったと思います。

 

 

以上、ペトロパブロフスク要塞を観光し、次の目的地、プーシキン市にあるエカテリーナ宮殿へ。昨日のエルミタージュ美術館の建設にも熱心だったエカテリーナ二世が、夏の保養場所として使っていたことから、夏の宮殿とも呼ばれている場所です。

 

今回はサンクトペテルブルグのカザン大聖堂近くから出ているバスツアーに乗って観光してきました。こちらは英語のツアーでしたが、他に香港やシンガポール、さらにはアメリカと多国籍の観光客の方たちとご一緒になりました。

 

 

到着。着いたときはかなり激しい雨で、本当に寒かったです。

 

 

それにしてもエルミタージュ美術館しかり、エカテリーナ宮殿しかり、この鮮やかな水色が特徴ですね。一回見るとずっと印象に残ります。

 

さっそくツアー開始……と思いきや、この日は団体観光客のラッシュだったようで、いきなりエントランスで立ち往生。すごい人だかり。

 

 

今回の観光で一番の人の数でした。いやー、びっくりした。

 

ただ、ガイドさんが宮殿係員とうまく話をしてくれて、僕たちのツアーは先に入れてもらえました(写真に写っている団体はほとんどが30名以上の大人数で、こちらは15名ほどだったのが良かったのかも)。

 

中は、またまた豪華絢爛。エカテリーナ二世は本当にきらびやかなものが好きな方だったようです。

 

 

 

この扉の向こうは有名な琥珀の間。その室内では撮影禁止だったので、隣の部屋から撮ってみました。

 

 

宮殿内の見学の後は、庭園散策。

 

 

 

寒かった~w

 

ちなみにサンクトペテルブルグ市街―プーシキン市は1時間30分ほどでした。途中、渋滞もあったので、空いていれば1時間ほどなのかな?

 

ということで、今日のメイン観光の2箇所は終了。これまでを通じても、さすが元首都だけあって、サンクトペテルブルグ(とその周辺)は歴史的な史跡や建造物がたくさんあり、いずれも、荘厳、豪華絢爛と、当時の君主たちの威光を肌で感じられるものばかりでした。

 

今回は予備知識がまったくなかったので(さらに僕は学生時代日本史を選択していたのでw)、帰国したらじっくりこの時代のロシアの歴史を勉強しようと思っています。

 

さて、最後に今日1日の食事の様子。

 

朝ごはんはクリボエードフ運河沿い、カザン大聖堂を眺められるカフェPirogov-Dvorikにて。ロシアンパイとチキンパイを食べました。ここもまた美味しかったです。

 

 

 

ランチは、昨日訪れたDachkiniへ再び。ここのボルシチが美味しく妻たっての希望で :-)

 

ボルシチのほか、ポルチーニのスープ(ピントがずれているのは付け合せのピロシキですw)にチキンのパテを焼いたものを食べました。これまたどちらも美味い!サンクトペテルブルグへ訪れる方は、ぜひ一度足を運んでもらいたいお店です。

 

 

 

夕飯は要予約のレストラン、Gogolにて。ここもすごく美味しかったです。そして、店員さんの対応が素晴らしかった!

 

夫婦で、ビーツのサラダ、ワイルドマッシュルームのスープ、キエフ風チキンカツレツ、ホームメイドストロガノフ、デザートを堪能。

 

 

 

このキエフ風チキンカツレツがこの店の名物とのこと。確かに美味い!

 

 

こちらは、Gogolのホームメイドストロガノフ。肉がガッツリと噛みごたえがあり、また、絡めてあるホワイトソースのコクが絶品。これ、日本で食べられたら通っちゃうレベルの料理でした。

 

 

デザートはラベンダーのクリームブリュレ・季節のベリートッピングと、サンクトペテルブルグのアイスクリームのプレート。どちらもすごく美味しかった!

 

 

 

あと寒かったので入店してすぐに呑んだのがこちら。店オリジナルの、スパイシーホースラディッシュウォッカ。辛くて熱い!(アルコール度数的に)

 

 

 

ということで、あっという間のサンクトペテルブルグ観光を無事終えました。観光名所、食事、治安ともに素晴らしく、ぜひまた訪れてみたいと思う街です。

 

とくに昼と夜の顔が違うこと、そして、おそらく季節ごとにもまったく違う雰囲気を醸し出すんだろうなぁという期待も湧いてきました。

 

こちらはネフスキー大通りの夜景。平日夜ということもあって、けっこうな車の量だった印象です。

 

 

おまけ。

 

ホテル近くの24時間スーパー(コンビニ?)

 

 

 

でっかいスイカが売っていたので記念にパチリ。

 

 

明日は列車に乗って国境を越えます。晴れるといいなぁ(というか暖かいといいなぁw)。