3日目の様子です。

 

今日は、朝からけっこう激しい雨が降っていたこともあり、少し遅めにでかけ、午前中は血の上の救世主教会、カザン大聖堂を観て、午後はエルミタージュ美術館に訪れました。とくにエルミタージュ美術館は、人生で一度は訪れてみたいという美術館だったのでかなり楽しみ。

 

では、さっそく写真とともにご紹介します。

 

雨上がりのサンクトペテルブルグ、青空と濡れた路面の対比がいい感じでした。

 

 

それから今日の午前中はネフスキー大通りでマラソンがあったようで、午前中は通りすべてが通行止めでした。

 

 

ので、ランナーの合間を縫って、記念に一枚。

 

 

さて、まずは最初の目的地、血の上の救世主教会。正式名称はハリストス復活大聖堂というそうです。ネヴァ川から少し離れた、市街地の北東あたりにあります。

 

ということで、雨上がりのサンクトペテルブルグを歩いて、大聖堂まで。

 

 

近くまで来た瞬間、思わず「おぉ」と唸ってしまう、この外観。まったく予備知識がなかったのですが、ひと目見た瞬間に、荘厳さに威圧され、惹き込まれました。

 

こちらの聖堂は堂内の見学が可能のなっています。そして、足を踏み入れてみると……

 

 

中はまた壁画や装飾のすばらしさに圧倒されました。

 

 

 

さて、血の上の救世主教会から南にクリボエードフ運河沿いを5分ほど歩くとカザン大聖堂に到着します。

 

 

こちらは堂内の撮影は禁止で、今日は日曜ということもあってミサが行われていました。

 

それから、街を散策したり、ご飯を食べて、いよいよ個人的にも今回の旅の一番の目的地、エルミタージュ美術館へ。すでに外観は眺めていたり、また、昨日の観光で上からも観てはいましたが、いよいよ本物の館内へ。

 

せっかくなので記念に一枚。

 

 

今回、インターネットでチケットを申し込んでいたため、正面玄関ではなく、正面玄関を北東に進んだ路地横のエントランスから入場しました。

 

エントランスの様子。

 

 

余談ですが、インターネットチケットのほうがかなり早めに入場できそうです(あまり人がいない)。

 

一点、インターネットチケットのエントランスは、メインエントランスと場所が異なるので、その点だけご注意を。下の写真の①がメインエントランス、④を曲がった先がインターネットチケットエントランスです(2018年9月15日時点)。

 

 

あと、インターネットチケット用エントランスに行く途中、自動チケット券売機があって、ここも全然人が並んでいなく、かなり穴場のような気がしました。

 

 

今回は約3時間ちょっとという短い時間だったため、主要な展示を中心に鑑賞しました。ちなみに、このエルミタージュ美術館は、エカテリーナ二世の個人的なコレクションを集めた場所。実際に足を運んでみて、こんなところを自分用のコレクションスペースとして使えるなんて、どんな人なんだ!っていう月並みな感想と、こんなところに暮らしていたとしたら、どんな気持ちになるんだろうという、思いを馳せつつ、すばらしい作品群を鑑賞できました。

 

こちらがエカテリーナ二世です。

 

 

では、中の様子をざざっと。説明は割愛させていただきますw

 

 

 

 

 

 

 

 

中には作品群や使用していた間の再現だけではなく、エカテリーナ二世自身が生活していた様子の復元なども展示されていました。

 

 

 

書庫。蔵書もすごいけど、このたたずまいがすごい。ヨーロッパの歴史映画に出てきそう。実際、本物なんだけどもw

 

 

どんな気持ちでこの部屋の窓からネヴァ川を眺めていたんだろう、なんて思いにふけたりもしました。

 

 

ということで、『るるぶロシア』に載っていたモデルルートを中心に回ってみました。駆け足で回っても2時間はかかります。時間があれば、もっとゆっくり観てみたかったなぁ。

 

 

……で、終わりではありません。

 

エルミタージュ美術館には、先ほど写真で紹介した本館から宮殿広場を挟んで反対側にある旧参謀本部内に別館があるんです。

 

こちらがエントランス。

 

 

 

 

階段を上がり、エレベータに乗って4Fまで。この先から展示が始まります。

 

 

どうですか?本館と比べて、一気に現代的、かなり先鋭的なデザインの建築物・建築構造となっています。

 

そして、こちらの4階には、モネ、ルノアール、ゴーギャン、セザンヌ、ドガといった19~20世紀初頭の絵画の巨匠たちの専属の部屋があり、これでもかと飾ってあります。

 

 

 

 

他にもピカソやマチスなどの作品もあって、ここだけでも十分見どころがあるんです。こちらはピカソの作品。初めて観た。

 

 

部屋はこんな感じで。

 

 

 

本館と比較して本当に人が少なく、たまたま訪れたときが空いていたのか、従来もそうなのかはわかりませんが、タイミングによっては作品を独り占めできる、という、なんとも贅沢な空間でした。

 

こちらはミュージアムショップ。かっこいい。

 

 

以上、ざざっとエルミタージュ美術館鑑賞の様子をお届けしました。エルミタージュ美術館の場合、ツアーなどで参加している方が多く、基本的には主要どころへ鑑賞客が集まる傾向が強いですが、そういった主要どころの鑑賞に加えて、本館であれば180番台後半~300番台ぐらいの宮殿のインテリアの展示、また、上記別館など、かなりゆっくり鑑賞できるのでおすすめです。あと、インターネットチケットは本当に便利。

 

その他、今日もまた別の書店に足を運んでみました。こちらは昨日のところよりも、より書店ぽい店構えだった印象です。

 

 

 

日本語の解説書や日本を対象にした本もちらほらありました。

 

 

 

最後に本日の食事です。今日は朝・昼・晩とすべてロシア料理を満喫。全部美味かった!

 

朝ごはんは、Shtolleという店でロシアのミートパイ。あとフランスのビール(ロシアビールと勘違いしたw)。このミートパイ、本当に美味かった!

 

 

続いて、Dachkiniという店でロシア料理の定番を満喫。

 

ボルシチ、ペリメニ、ストロガノフ。どれもめっちゃ美味かった!

 

 

 

 

ちなみにここは昨日の夕飯を食べようと思っていた店です。今日はオープンの12:00に突撃し、無事入店できました :-)

 

そして、夕飯はProspektという店。本当はジョージア(グルジア)&カザフスタン料理の店に行こうと思ったんですが、満席で断念。代わりに候補として挙げていたこちらへ。余談ですが、サンクトペテルブルグは、とくに夜は予約しておいたほうが安全な気がします。

 

さて、こちらでは、オリビエというサラダ、ボルシチ、サーモンのステーキ、オールドスタイルのロシア風豚のオーブン焼きの4品。

 

 

 

 

 

サラダは僕は苦手なので食べなかったのですが、それ以外はどれもめっちゃ美味かった!たとえば、ボルシチ。昼は牛肉だったのが、こちらは豚肉。かなりコクと風味が違いました。

 

僕が頼んだ、オールドスタイルのロシア風豚のオーブン焼き、こちらは、豚肉(肩かな?)とポテト、トマト、玉ねぎの上に、チーズソース(これがオールドロシアスタイルらしいです)をかけてオーブンで焼いたもの。グラタンとはまた違った味わい、そして、豚肉が柔らかくてめっちゃ美味かった。今度作ってみたい。

 

それにしても、ロシア料理は奥が深い!

 

ということで3日目が終了しました。

 

帰りに、昨日訪れた聖イサアク大聖堂近辺の夜景を観て、本日も一日サンクトペテルブルグを満喫できました。明日はいよいよサンクトペテルブルグ観光の最終日です。早いなー

 

 

そうそう、こちらの月が日本で見る月よりかなり低く見えました。緯度の関係なのかな?(下の社員で言うと中央より下にある光が月です)。