ブログを書こうと思っていたら,すっかり間があいてしまい,前回の日記から早半年.スミマセン.

今年はもうちょっとアメブロも書いていきます.

まずは,再掲ではありますが,2011年1月1日に,gihyo.jpの記事として公開した
 「2011年の電子出版ビジネスはどうなる?
 http://gihyo.jp/design/column/newyear/2011/ebook-business-prospect
より.

●電子ならではの読書体験
全体についてはリンク先の記事をご覧頂きたいのですが,僕がポイントとして意識しているのが,

異なるディスプレイサイズ,異なるWebブラウザのウィンドウサイズ上で文字サイズを固定したり,バナーをクリックしたり,ページを移動したり,あるいはスクロールして読み進めるというものです。この点は,用紙サイズの中で固定される紙のデザインレイアウト,いわゆるグリッドレイアウトとは異なる,電子出版物ならではのデジタルデザインにも当てはめられる部分

という点.つまり,紙の読書体験とはことなるUXが必要なのと,それを,読者が意識せずに体験できる環境の提供です.

●購入システム
購入に関しては,前回の日記で取り上げたGoogle Checkoutもそうですが,ネット決済を上手く使うことが重要です.
ユーザ目線で見た場合に,個人的にイチオシなのは,PayPal.

$馮富久のブログ-昨年のPayPal X Innovate 2010より.
(PayPal X Developer Conference Innovate 2010より.決済の流れが非常にスムーズ)

近々リリース予定のPayPal for Digital Goodsや,2click payment systemなど,ユーザの利便性がスゴイ高いと感じています.クレジットカードを紐付けた口座の開設もできますし.
一方で,利用する企業としては,アカウント口座内の金銭の扱いをどうするか,いつ経理処理をするかなど,実際にはいろいろと課題があります.この辺は,実際に使おうと思ってみてわかったことですが,多くの企業が今,一番壁として感じている部分ではないでしょうか.

●コンテンツの数
あとはやはりコンテンツの数をどうするか.
まずは弊社から,自分の周辺からでも増やしていけるようにしていけるよう,現在取り組んでいます.


電子書籍の作り方 (PCポケットカルチャー)/境 祐司