今日は府中市美術館のアートスタジオで小学生を対象にした体験講座が開かれていたので参加してきました。
生憎の雨で、しかもかなり寒いので行くのをやめようかと思ったが、娘は行く気まんまんなので仕方なく行くことに。
↓こんなふうにガラスの板にカラーフィルムのシールを切って貼り付けたものを幻灯機でスクリーンに映すらしい
と、その前に腹ごしらえ。
府中ではなく東府中で下車
東府中は私好みの大衆食堂がたくさんあるのだ。
娘と妻が外食する時はフォーとか小洒落たものを食べているらしいが、私と外食するとなったらそうはいかない(笑)
家を出る前に昼食のことをちらっと話したら露骨に嫌がられたが、いざ出かけると素直についてくる。
候補はこの3店舗で、きくよし食堂に行ったら休みだったので引き返してスンガリー飯店に入る。
府中市美術館に12:22到着。
講座は13時開始だからまだ30分ぐらいある。
ちなみに常設展ではこの版画がいたく気に入る
浅野竹二の『新京名所河原町明方小雨」
昭和9年の京都河原町の風景のようですが、濡れた路面を強調しすぎて洪水で水浸しになったようにしか見えない(笑)
13時になりアートスタジオに入る。
入口で参加費500円を払ったら娘と並んで着席
今回の参加者は10数名で、男の子が1人で他はみんな女の子。
小学1〜2年ぐらいがほとんどだったと思う。娘より年上と思われる子が1人いたぐらいで、娘は上から2番目ぐらいってとこか。
先生から説明を聞いて、制作に取りかかったのは13:20ぐらいからで、終了したのが14:20だから制作時間は約1時間しかなかった。
配られたガラス6枚にカラーフィルムのシールを切り貼りして物語のようなものを作るわけだが、短い時間でその場でストーリーを考えながら作るのはなかなか大変で、ほとんど行き当たりばったりだった。
というか、最初、カラーペンでガラスに絵を描くのだとばかり思っていたから、フイルムを切り貼りすると聞いてかなり戸惑った。
娘なんてスパイファミリーの絵を描くつもりで朝から下絵を描いていたぐらいだからがっかりしていた。
用意されたカラーフィルムはやや固い素材なのでハサミで切るのにあまり細かい模様は切り出せないわけで、どうしても丸、三角、四角の単純な形の組み合わせで表現するしかないのも少し残念。
そしてフィルムはシールになっているのだが、台紙から剥がすのが子供には難しいようで、親がいちいち手伝ってやらなくてはいけない。
お子さんを教室に1人残して「じゃあ頑張って!」と、どこかに行ってしまった(展覧会でも見に行ったのだろうか?)お母さんが2人いたけど、子供が1人で作品を仕上げるのは大変だったろうに。
4コマめあたりまでは娘と協力して仲良く作業していたのだが、残り時間が少なくなってきたらだんだん焦って娘と少し衝突してしまった(笑)
そんなわけで、出来上がった作品ですが、
タイトルは「晴れてもいいね」だったかな
雨上がりのカタツムリの様子を描いています。
ちょうど外が雨で、桜もちらほら咲いているのに着想を得たそうです。カタツムリの季節ではないですが。
⑤は桜の木を見上げている様子を俯瞰するという凝ったアングルで秀逸です(←親バカ)
⑥はわかりにくいのですが後ろを向いて立ち去る様子です。時間ギリギリでやっつけでした。
最後に別室のミニシアターみたいな部屋に移動して、みんなの作品を映写機でスクリーンに写して鑑賞するのですが、まさかそんな立派なことまでしてくれるとは思ってなかったので少し感激でした。
娘も最初は自分の作品にあまり満足しているようには見えなかったのですが、映写機で拡大して写してもらうと嬉しかったようで、スマホで録画したものを後でまた見せてくれとねだりました。
帰宅したらさすがにヘロヘロでしたが、自分の好きなことのためだからなのでしょうか、悪天候の中でも道中、ほとんど愚痴るようなことは言わなかったし、やはり娘はこういった制作活動が好きなのだなと改めて確認できました。