ゴールデンウィーク中に、河合塾の第1回マーク模試が実施され、今年度の大学入試に向けての取り組みも本格的にスタートしました。
ここでは、今年度入試結果を踏まえて、新年度の大学入試動向についてポイント整理してみました。現高3生はもちろん、高校生の皆さんは必見です。
国公立大の動向
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理科の負担増大
前回の新学習指導要領改定により、理科の科目負担(理系で2科目、文系でも基礎2科目)により、国立大から公立大もしくは私立大へ流れる傾向が出てきています。
具体的に言うと、文系学部で理科の受験科目の組み合わせで一番多いのは「生物基礎+化学基礎」(58.2%)ですが、近年その負担感からか「生物基礎+地学基礎」が26.5%と増えています。これは進学校や大手予備校で「文系にとって理科2科目は負担だから、出題範囲の狭い地学基礎といれたい」という思惑が出てきているようです。もはや根性論や県立高校の進学校にこだわっていると、国公立大理系志願者にとってはきつい時代になってきました。
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文高理低と文縮理拡
従来の「文高理低」傾向に加えて、近年の傾向として、文系学部の学部改組などにより「文縮理拡」傾向、つまり教育学部のゼロ免課程廃止や人文社会科学系学部の定員削減により、文系は縮小する傾向にあります。また、世の中のAI化がさらに進み理工系学部の定員増、食糧難や環境問題に対応した農学部定員増など、理系は拡大する傾向にあります。全体傾向として「文高理低」傾向にもかかわらず、上記の「文縮理拡」傾向でまさに「ねじれ現象」がおこっています。
しかし、このことは理系志向の人にとっては逆にワンランク上げられるチャンスでもあります。
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国立大の一般枠縮小
一般枠をAO入試や推薦入試に振り返る動きがあります。これは国立大協会が「定員の3割までを多様な入試に」という目標を掲げているためです。このため今後も拡大が予想されます。
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センター試験2年連続の難化
全体として、英語リスニングの3年連続ダウン(ちなみに今年は過去最低点)、また国語は2年連続で難化(2年連続で得点率50%前半と低迷)でした。この結果、文系理系ともに国公立大志望者の得点が伸び悩み私立大への併願を増やす結果となりました。本来国公立大へ行く予定だった志願者が結果として私立大に流れて、私立大先願者は押し出される結果となったようです。
以上の理由から、「国立大全体では受験者数が減ったのに合格者数も減っていて難化傾向」、「公立大では受験者数も増え合格者数も増え難化傾向」は今後も続いていくようです。次回は、私立大編です。
