2003年4月、今までの詰め込み教育を脱し経験重視の教育方針でゆとりある学校にしようとした「ゆとり教育」が始まった。


いまの27歳より若い世代=ゆとり世代、というわけだ。


就学時間が減り、その時間を豊かな人間形成のための「経験」の時間として使い、

柔軟な考えを持つ日本人を育てようと試みた。


しかし弊害として、「学力の低下」が問題となった。

ゆとり教育の一環で、「競争」というものが否定され、平等が正しいとされてきた。


しかし今は、「脱ゆとり教育」になってきている。


学力の低下、競争力の低下。

実に恐ろしい。


社会に出れば、「競争」は当たり前に存在し、

順位を必ずつけられ、差別される。

そんな中で、順位をつけられてこなかった「ゆとり世代」は、

差別されることで凹んだり、切れたりする。

それが自分のせいだと、受け止めることができないからだ。


順位をつけられ、

人より劣っていると評価された悔しさ、

1番になったうれしさとそこから下がる悔しさ、

これは人を作る。


社会にでて、「このままではだめだ」と挫折感を持つ人はまだいい。


自分のできていない様を、ほかの人や環境のせいにして、

自分の努力をしない人が多い。


親が、保護者がいるうちに壁にぶち当たり、

乗り越える手伝いをしてもらい、

人生の壁を知り、乗り越える方法を知る。


壁を超えないと、自分の人生の可能性がどんどん小さくなってくる。


人事面接をしていると、

将来の可能性を感じない20代がほとんどなのが悲しい。

彼らの中の小さな可能性を探しだし、それをいかに大きくしていけるかが企業の人材教育になる。


小さなころに競争して負ける悔しさを知らない人に、

それを教えるのは難しい・・・。