昨日は養蜂も営む叔父の手伝いの動員がかかり
西浦の古宇にある蜜柑畑に行ってきた。
先月は菜の花の蜂蜜で、5月は蜜柑の蜂蜜を絞る。
以前は叔父夫婦だけでやっていたが、叔母が病気になり
それからは、娘夫婦や兄達が時々お手伝い。
今回は何故か私にも動員がかかる。
8時に集合、現地へは9時着。
見晴らしの良い山のほぼ頂上。
霞んでいるけど、正面には富士山が見える。(解かるかな??)
まずは全員がネット(間から蜂が入らぬようにしっかり留める)を被る。
これはツバのある帽子の上から被り、顔に密着させないようにする。
肌に密着するとそこを蜂が刺すそうだ。
白っぽい服に、手甲とゴム手袋、足は長靴。
煙と刷けで蜂を払って、巣箱から蜜の溜まった柵を取り出す。
全面を蜜蝋で固めてあるので口を切り取り
遠心分離機に6枚づつ入れる
この白く見えるのは♂の幼虫
蜂の世界では、♂はこの時点で不要と言う事で
そのまんま捨てられる。
この切り取った巣は、後で煮て蜜蝋を作る。
回転させて蜜を絞る。
絞っている時、側にいるとプーンとみかんの花の香りが漂う。
二重にステンレスの網でこしてから一斗缶に詰める。
只このときに、この蜂蜜の匂いで蜂が沢山飛んできて
私の周りで、ブンブンブンと羽音をさせる。
「おじさーん、蜂がブンブン言ってて怖いようーー」
そしたら叔父が・・・
「羽があるから当たり前だよ、止めたら落ちる」
「蜂の方で今日は騒いでうるさい奴が居るって言ってるぞ」ってさ。
私の仕事は、この網がすぐに目詰まりするので洗浄と
絞った柵をネコで巣箱まで運ぶ係り。
まだ絞ってない柵はかなり重くて、よろよろとするが
「お前は転んでもはその箱だけは落とすな」ってそんなぁ・・・
作業は4時半まで。
本日は一斗缶で14本。
正真正銘、天然の蜂蜜。
今は混ぜ物(水あめ)が多く、天然物は希少価値。
贈答品で貰ってから自身で買いに来るリピーターも多く
あっと言う間に売り切れる。
(以前より規模を縮小したので、採る量も少ないのだ)
私は蜜柑の蜂蜜しか食べない。
あと何年叔父の蜂蜜が食べられるのかなあ?