今日は早朝から、
会社の車を使用して数名での移動
多忙で死にそうだったのに
現場についてからも寒くて死にそうな黒い人です
本日未明のこと
もはや疲れがピークに達していたんだろう黒い人
めったにないけど
パソコンに向かって仕事の書類を片付けながら
あくびをひとつ
ふわぁぁぁぁ…いててて
ああ、忘れていた
俺、今口が裂けてるんだったわ
都市伝説継続中だったわ
いかんいかん
普段からあまりしゃべらなければ、口もあんまり開かない
裂けているという事実は
あくびをしたときと、
タイ料理を食べに行ったときにしか自覚しない俺
こういうところがいくない
「治したいなら、ちゃんと薬塗らないと」
いただいた塗り薬の存在もすっかり忘れ
作業に没頭し
そのままPCの前で突っ伏して寝てしまっていたよ
よくやってしまうことだが…
で、
今朝は珍しく他の人間も始発で移動してきた
そしてデスクで死んだように眠る俺が発見される
あ、まだ死んではない
「お疲れだなぁ」
一番乗りでやってきた彼
入口のセキュリティー解除の音に気付いて、
目を覚ます俺
※↑眠り浅すぎ
おお、びっくりだ
落ちてた
おはよう
「おはよ…って、大丈夫か!?」
悲鳴にも近い声を上げる相手に
ん?
俺は首をかしげた
なした?
「お前が、どうした!?」
恐怖に身を震わせる彼
ああ、これは寝起きによりそうとう顔がむくんでいるんだね
すみません、すぐに洗ってきます
目ぇ、覚ましてきます!
そしてトイレに行って愕然としたね
寝起きの騒ぎどころじゃないわ
あくびをした時に、
普段あけないほどの大口を開けたんだろう
口の両サイドの裂けた傷口がぱっくりと開き
両方から流血
しかもそのまま気付かずに寝てしまったものだから
キレイに口の端から血を流して乾いて固まってしまっている
これでは三流映画の特殊メイクなみの血のりに見えてもしょうがない
というか、
相手に十字架やらにんにく投げつけられなくてよかったよ
いや待てよ?
いま部署に戻ったら、
銀の杭とか打たれちゃうんだろうか
太陽の当たるところにポーンと押したされ
うぎゃあぁぁぁ
灰になるのだろうか
まてまて
俺はそういった類の妖怪的ななんかではない
灰にはならない
また変な噂が立つのかなぁ
とりえあず、机の上にトマトジュースが置かれない事だけを祈ろう
「だから、薬あげたじゃないですか」
女子社員の好意に、
今はただひたすらに塗りたくって
ほとぼりと、
噂と、
傷口が収縮するのを待つばかり
ぬりぬり…