友人がやってきた


しかも朝6時に



聞いてないよ?



「言ってないからね」



まったく…なぜ俺の友人ときたらこういうやつらばっかりなんだ…


しかし、来る者は拒まない黒い人


受け入れ体制ばっちりである




聞けば9時より通常勤務で会社に向かうらしい


そりゃ大変だな


なによりその前に家によって行くことに対して、疑問を隠せないが



とりあえず、朝食は食べたのかと聞く


俺は食べない人だが


それを他人に強要したりしない



「あ、大丈夫。買ってきた」



掲げたコンビニ袋


それは準備のよろしいことで



「じゃ、コレお前の分ね」



緑の四角いのを取り出し、俺の机に置く


さすが分かってらっしゃる


紀文の豆乳



で、お前は?



取り出したのはランチパック



……朝食ですが?



「いいだろ? 好きなんだから」



でもさ、ランチパックって言ってるんだから、昼食に食べようよ



無駄に言葉にこだわる黒い人


それは朝食に食べてはいけない気がするのです



会社行って食え!



とはいえ、俺も鬼じゃないので…



あたためようか?



そう、ランチパックは温めるとおいしいパックもあるのです



「ほんとに? じゃあ、焼いてー。ハンバーグだから」



朝から重い物食べるなぁ…


渡された剥き身のランチパックの白い物体を


バターを落としたフライパンでうっすら温めてあげる


その間にカフェオレを用意して



ほら、あったまったよー


って、ん?



なんか…こんがり焼けたランチパックから白い液体漏れてますけど?


ハンバーグから出てくる液体ではないと思う…



「なんだって? まさか!!!」



ゴミ箱をあさり



「ああああああ!」



発狂する友人



コレはもしや…ランチパック特有の恐怖の罠か?



さて、死ぬほどあるランチパックの種類


どのくらいあるかご存じの方っています?



ご当地モノ含めたら


常時50種類以上は発売してるらしい



しかもその外見というのは全く分からないランチパック



そうなのだ


コンビニの店員がよくやる



「この列に、列ばないから隣の列の後ろに並べとけ」



の罠に友人はすっかりはまったのだ



そうとも知らず、受け取った俺が温めたランチパックは



ブルーベリー&ヨーグルト風味ホイップ



…はみだしてるのは、温かいヨーグルトホイップクリームですか…


うぇ…



せめて袋を剝くときに気付こうよ…



「うるさい…まずい…」



あったまったそれをカフェオレで流し込む友人


それをにやにや観ながら、豆乳をすする俺



朝だから言わなかったけど



酒の肴にちょうどいい、友人の苦悶の表情だった…



皆様、ランチパックのご購入の際はぜひご注意を