先日、仕事にやられてしまいまして

あるライブに行くことができなかった


半券を付けたままのそのチケットは

未だに俺の目の前にあるわけだが

日にちをすぎた今、ただの紙切れである



内容はお笑いライブなんだけど

残念なのは行けなかったことじゃなくて

自分…



笑いに行けなかった自分


芸人さん満を持してのライブに空席を作ってしまった自分


チケットを取得できなかったファンの方に失礼な自分



この紙切れには相当の力がある

しかし使われなければただの薄っぺらいもんなんだ



チケットにしても不本意だよ


「運命の日、私たちは引き裂かれてしまうのね」

「そうだよ、もぎりの手によって僕たちはバラバラになるんだ。だけど、それで持ち主が笑顔になるんだ」


「そうね。私、この運命受け入れる! この人の笑顔のためだもの。それまでは、ずっと一緒にいてね」


「ああ、もちろんだよ!」



……


「あれ? 引き裂かないの?」


「ちょっとー、私たちかなり覚悟して盛り上がってたんですけどーぉ?」



チケットABの抗議の声が聞こえます



もとい、

しちゃいけないよなー

空席を作るだけはしちゃいけないよなー


今回で生涯二回目だが
※↑まあ、頑張ってる回数だけど

やっぱり反省させられた



昨日は別の観劇に行って

笑い

感動し

涙し

考えさせられた


たかが紙切れの実力をまざまざと見せつけられた

こいつがなければ

入口で

真っ黒いデカいサングラスの黒人に


「オキャクサマー、コマリマスネー」


とか言ってつまみ出されるわけだ


耳の穴にねじ込んだ通信機から


『不審者排除』


の命令がくるわけだ


すっげ、この紙スッゲ!

中に大好きな人がいるんです!

会わせて下さい!


って泣いて叫んでも許可されないものが

コイツ一つで


いいよー


に変わる




ただの紙切れにしちまわないように

誰かの影響を伝えてもらえるように

大事に使うようにしよう


自分への糧のために