悪魔は土日に現れる


そんなメールは救難信号

友人からのメールにて急きょかり出される


悪魔は関西弁を使う

そう、友人の友人は大阪のお方

食い倒れの本場から東京に食い倒れに来るという


丸二日間バリバリのコテコテの彼について回るのは無理!

店を探すのも面倒!

と、つまりは

街の便利屋さん

困った時の黒い人

この顔に、ぴんときたら…

ってことのようだ


いや、友人がズボラなのは分かっている!

なんで許可したんだよ、だったら!


知らない人とは話したくないしー

店だけ教えるから…


と一度は断る


「あんた、お笑い好きでしょ?」


はい


「大阪って笑いの本場でしょ?」


はい


「相手は食べ物に興味持ってくるんだよ?」


そうですね


「そういう人、共感もてるでしょ?」


まあ、僕もしますから…


「旅、好きだよね?」


はい…


「お笑いと料理の共通点、旅好き。もはや他人じゃないよ。むしろ分身だよ!」


そ、そ、そ、そ、そうかな?


「今我々を救えるのは、あなたしかいないんだよ!」


そ、そうなの?


「じゃ、新宿で集合~」


はーめーらーれーたー

いえ、アナタのこの土日の予定に、もはや僕の同伴は組み込まれていましたね?


「そうだよー」


かくして、連れ回されひっかき回された土日


一言に20ボケられます

お笑い体質の俺

ボケには100ツッコミます


浅草寺でひとつひとつの店頭販売に

ひとつひとつボケてくよー

無視すると四割増しのウザさをお見舞いされるよー


久々に疲れたよ~

ぐったりだよー



帰り際

「まだ、秋葉原見てないから、次んときに」

と言われた


それはアナタの友人に言って下さい


「え? もう親友やろ」

違います!
※そんなに早く心開くわけはない


「築地もな」


だから!

それはアイツに言ってくれってば!


「言ったらさ、それはもう君の専門分野だから頼んだ方がええって」


はーめーらーれーたー

奴のねらいはこれか!


「頼むわ~」


笑顔の悪魔はまた襲来するようだ

しかも次は俺を目掛けてやってくる



とりあえず次に備えて

銀の杭とニンニクと十字架とエクソシストを用意しなければ…