我が輩はいぬばかである
自覚はまだない
いぬばかは、犬の散歩をする人々をほほえましく見るのが好き
犬は、散歩の時幸せを噛みしめて歩く
かわいがられているでしょ? ほら、私!
欲求不満なんだから速く!
この服、おしゃれでしょ?
ねーもっと遠くまで行きたいよー、いつもの路、つまんないよー
などなど、リードにつながれているとはいえ飼い主といっしょの時間は
とつもなく飼い犬にとって幸せな時間だと思う
だから見ちゃうの
じぃぃぃっと凝視さ
え? 気持ち悪い?
犬ストーカーとの異名まで取る私に
今更なにいってんだよ!
さて、一匹のわんちゃんが
初老の夫婦と一緒に散歩しておられました
犬種:バーニーズマウンテン
ちょっと大柄な犬種だが、若干メタボ気味
しかし初老の夫婦にかわいがられているんだろうな~という毛並みの良さが
散歩中の西日が当たる彼の背中でよく分かった
と、バーニーがしゃがむ
散歩の目的と言えば、マーキングとアレですよ
ま、始末をちゃんとしてくれる当たり前の飼い主さん
きちんと構えて、彼の粗相に備えます
頑張るジャン
踏ん張るジャン
ジャンバルジャン
ああ、無情…
ちょっとつま先だった足がぷるぷるしております
さすがにかわいそうなんで、僕もここで凝視モード解除
彼の踏ん張りを心の中で応援します
「よし、がんばれー!」
…おや?
心の中で応援します!
「よーし、もうちょっとだ、がんばれー」
「いいこだねー、がんばってー」
心の声が…漏れている?
いえいえ、漏れていたのは僕の声ではなく、飼い主の声
大地にしっかりと立ち、ちょっと屈み気味ポーズで
真剣に体内の老廃物(固形)を排出しようとしているバーニーズマウンテン
見守る初老夫婦
見守る…
「がんばれー、もうちょっとだ!」
「がんばってー」
みまも…
見守ってあげなよ!
なんだかかわいそうじゃないか!
ほら見ろ、恐縮しちゃって、照れくさそうじゃないか?
二つの意味で、照れ…臭いぞ!
声援の結果、彼は大型犬ならではの大きさのモノを産みおとした
おばあさんは、かけより、それを始末するのでした
おじいさんは、彼の頭を優しくなでてくれます
「よくやったなー」
ムツゴロウさんバリわしゃわしゃなでくりセブン!
……
いぬばか、犬の気持ちで一言言いたい
余計なお世話だよ!!
しずかにさせてくれよ!
※あくまでも、その現場にいた人間の価値観の問題による発言です
あと、できたら飼い主もこんときは目をそらしてくれよ!
恥ずかしいだろ? 辱めだろ? これって!?
と、その犬が言ったとか言わないとか…
大型犬バーニーの辱めに遭遇してしまった黒い人
今日の晩ご飯は、カレーじゃないモノを作ろうと心に決めた
過保護も問題ですよね~
ああ、無情
レ、ミゼラブル…
そんないぬばかストーリー